地球は生きていた――
妻と娘を殺された赤竜流(せきりゅう)組若頭の大紋寺龍伍は、復讐のため、東京へ向かう車中にいたが、突然の未曾有の大地震で、日本列島はほぼ壊滅状態に陥る。眼前に迫る瓦礫の山、パニックで頭が混乱する人々をものともせず、龍伍は一人、己の任侠道を歩き続ける。全ては、妻...
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