アザコは十(とお)ほどの子供にしか見えなかった。
けれども、貧しい漁村に生まれてから二十年を生きていた。
穢れを知らぬ生娘のように見えたが、アザコは男であり、
とっくに父親に穢されていた。
父に捨てられたアザコは山中を彷徨い不思議な爺と出会う。
やがて爺の後を継ぎ、鬼のための提灯...
童提灯の感想/評価はユーザーの主観的なご意見・ご感想です。利用規約を参考にあくまでも一つの参考としてご活用ください。
童提灯の感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。