酷い裏切られ方をして人間不信になった4人がパーティーを組む話 悪くなかったのに突然の完結　消化不良

一言での評価が難しい作品。 本作品は2019年1月になろうで原作が公開されて以降、同年9月に商業小説の出版、同年10月にコミカライズの後、2023年1月からアニメ化と順調に展開している異世界冒険者モノ。 となると、固定ファンもついて人気のある作品なのだろうと思いきや、何故かコミックは2023年1月刊行の第6巻をもって「打ち切り」となっている。え？なんでなんで？だって1月からアニメ化も始まっているのになんでそこで打ち切りにするかな？ 作者(川上真樹)のTwitterを見たところ今も健在でR18向け同人誌を作っているようだが、大人の都合だったのか… 改めて本コミックのあらすじだが、「追放された者」「迷宮で置き去りにされた者」「婚約者に裏切られた者」「冤罪に巻き込まれた者」の4名が、今更どこかのパーティに入るくらいだったら同じ苦労を経験したコイツらとパーティを組んだ方がマシと判断して冒険者として活躍する話。 よくある話をベースにしながらも色々と工夫しているのが分かる意欲作。 例えば、冒険者パーティ間でのいざこざを解決するためにはギルド立ち会いのもと決闘をすることになるのだが、その手段が「算数ベアナックル」というヤツ。冒険者たるもの腕力以外にも学力がなければダメだという考えでパーティ代表者による算術試験による決闘って発想がスゴイよ。 あと「吟遊詩人」と書いて「アイドル」と読ませるとかの一連の芸能活動もアタマが変でおかしい。 但し、絵はイマイチで信じられないくらいプロポーションが崩れたポーズもあって漫画としてはイマイチ。 いずれにせよTVアニメ第9話でコミックの内容を超えてしまったので、ストーリーを追うつもりならもうコミックは役割を終えてしまっている。

キャラがとてもかわいい…

同著者による「ぽんこつ娘の日常 」で繰り返し宣伝されたのが本作品、通称「フロ魔」。 「ぽんこつ～」と違い、ちゃんとしたストーリーがあるので普通のマンガとして楽しめるのが良い。 登場人物は巨乳の可愛い娘ばかりで、この手のモノが好きな方には堪らない。 あと、第3巻あたりから胸ばかりでなくお尻も強調したポーズがよく出てくるのだが、これが「はいてない疑惑」を抱かざるを得ない絵ばかりなのがとても良い。という訳で何故かパンチラシーンが少ないので健全な作品と言えよう(笑)

本作品のヒロインは身長149cmながらB93、H62、W100というとんでもないスタイル。見た目も美しく、表紙や扉絵などで素晴らしい容姿を確認出来る。 本作品は、完璧美少女ながらちょっとポンコツな彼女の一人暮らしを描いた4コママンガ。 と、なかなか期待できそうな内容なのだが、全然ダメ。 まず、彼女がドジってビックリした時の変顔が生理的に受け付けない。普段の顔とのギャップを描きたかったのだろうけど、見た目だけが取り柄の彼女にこれは致命的でしょう。 あと、彼女の行動範囲が狭すぎてつまらない。毎回うっかり失敗するのだが、全く共感できない超ローカルなドジであり、こんなことも出来ないのかとイライラする。 なお、繰り返すが見た目は凄く良い。 正直言ってこんな可愛い娘を指先一つで描くことの出来る作者は神であると思う。だからこそ、もっと萌える内容にして欲しかった。 ちなみに本編中いたるところに『フロ魔』という文字が散りばめられている。これはそもそも本作品は、同じ作者の著書である「フロアに魔王がいます」の宣伝用だったためである。 【大事な情報】 第1巻P.116、第2巻P.120 ※入浴シーン