1 寄生獣
完結済 巻数 : 10
あらすじ・ストーリー
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
その日まで平凡な高校生であった泉新一は、1匹のパラサイトに襲撃されるが、間一髪で脳の乗っ取りだけは免れる。パラサイトは新一の右腕に寄生して同化し、右手にちなんで「ミギー」を名乗るようになり、新一とミギーの共生生活が始まる。
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命とはどれだけ重要なものか、人と人のつながりの大切さに加え、人の闇をよく描くとても深い作品です。アニメとは主人公のキャラが中盤少し変わりますが、物語には変化はなく、どちらもお勧めします。
このマンガのジャンルは何になるのだろう? たびたび見られるグロ描写や、人を食べる怪物という「ホラー」なのか、唯一パラサイトと人間の中間の立場にたつ主人公達と周りにあらわれるパラサイトたちとの「バトルアクション」なのか、生きるとは何なのか人間とは何なのかを問いかける「哲学」なのか。 どれも「寄生獣」を構成する重要な一部ではあるけど、一言であらわすにはどれも足りない気がします。 少なくとも私は「寄生獣」と同じ系統と呼べるマンガを見たことがない。それほどに唯一無二のマンガではないかと思っています。
ある晩、頭部を置き換えて全身を乗っ取り人を捕食する性質を持つ、謎の生命体が空から飛来する。 主人公の高校生「泉新一」もまたその寄生生物に乗っ取られようとしていたのだが、右手から侵入してきた生命体に気づき、固く縛ることで寄生を逃れるが、生命体は頭を乗っとこることに失敗した代わりに右手が置き換わってしまう。 そうして、右手の寄生生命体「ミギー」と新一の共生生活と戦いの日々が始まるストーリーです。 1995年完結のアフタヌーン連載マンガで、今となってはかなり古いマンガです。 ただ、知らない人はいないほどの有名作で、現在も語り継がれる名作です。 ドラゴンボールやスラムダンク等と並び、日本を代表するマンガ作品の一つだと思います。 単に新一がミギーと共に他の人に害を与える寄生生物(寄生獣)と戦う話ではなく、人の活動の不合理性や、寄生獣目線での思想が語られます。 例えば、ミギーは人を食わなくても、新一から栄養を分け与えられることで生命活動を維持することを発見します。 つまり、人食いは必須ではなく、人と同じように活動し、人と同じものを食べることで生きることはできます。 それでも寄生獣たちは人を食うことを前提に活動します。 その理由は語られませんでしたが、ある寄生獣は、「人には天敵がいない状態のため、際限なく個体数を増やすことができる。そのためやがて人で溢れてしまう。その時、寄生獣に感謝する日が来る」ようなことを述べます。 ですが、人は人を食い殺す生き物の排除に動きます。 寄生獣から見れば人が豚を食うのと変わらない、つまり、豚から見れば人こそが寄生獣であるはずなのに、と。 物語は"人間"と"寄生獣"の立場で語られますが、新一は人と寄生獣の両方を宿す中間的存在であり、平凡な高校生であるはずの新一が、人の考え、寄生獣の考えに頭を悩ませ、それでも家族や友人、恋人を守るため戦うストーリーです。 バトル描写が多いですが、哲学的なところがあります。 また、浅薄で人間らしい新一と、合理的で冷徹なミギーのコミカルに感じるやりとりも魅力です。 二人の関係性は、作風は全く違いますが、のび太くんとドラえもんに近い印象を受け、それだけにラスト間際の展開は心揺さぶられました。 名作ですが、ハリウッドが原作権を保持していて、結局映画されずに権利元に戻った関係上、20年近くメディアミックス不可の状態でした。 2014年に、アニメ化、国内で実写映画化しましたが、両方評判が非常に悪いです。マンガ版のみを読むことをおすすめします。
2 BEASTARS
完結済 巻数 : 22
- 作者 : 板垣巴留
- 時期 : 2017年-2021年
- 雑誌 : 週刊少年チャンピオン
- 出版 : 秋田書店
あらすじ・ストーリー
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
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なかなか、面白かったけれど、なんども読み返すような漫画ではないかも
動物のヒューマンドラマという肉食動物と草食動物を生かした物語で設定に魅力があり良かったです。 面白いのですが後半のメロン編があまりにもグダグダしていて終わり方も最後あっさりだったのが残念でした。
擬人化した動物たちが暮らす世界が舞台です。 元々作者の板垣巴留さんの短編作品「BEAST COMPLEX」があり、その世界観のまま主人公をハイイロオオカミの高校生に据えて連載作品としたものとなります。 設定的にはディズニーのズートピアや、けものフレンズのような、動物同士が暮らす世界で、お互いの違いを尊重しあって仲良く助け合って生きる物語のようですが、決定的な違いとして、肉食動物は本能的に草食動物を捕食従っており、人道的観点からそれを"我慢している"という状況があります。 草食動物は肉食動物を怯え、肉食と草食のお互いの本能を抑えながら共存をしているため、社会には見えない歪があり、いつ壊れるかもしれない拮抗が存在しています。 全寮制の学校「チェリートン学園」、その演劇部に所属するアルパカの「テム」が、ある日、食い殺される「食殺事件」が発生します。 同じ演劇部のハイイロオオカミの「レゴシ」は、寡黙な風貌から、一時その犯人ではないかと疑われてしまうが、その疑いはすぐに晴れる。 ただ、犯人は不明のまま、演劇部内には不穏な空気が漂い始める、というところからストーリーが開始されます。 登場キャラクターは擬人化した動物たちですが、人語を話し、動物としての特性は残っているものの、基本的に"肉食"と"草食"に大別される人物として登場します。 "食う側"と"食われる側"が存在する社会の物語となっており、また本作のテーマにもなっています。 基本的にその世界では肉食が禁じられており、肉食動物も野菜や穀物を食べ、卵や牛乳でタンパク質を摂取することを余儀なくされているのですが、こっそりと"裏肉"が出回る"裏市"が存在するなど、深刻な課題がクローズアップされます。 また、その世界では別種でも子作りが可能で、婚姻も認められています。 ハイイロオオカミのレゴシはドワーフ種のウサギの「ハル」に思いを寄せていて、種族を超えた恋愛、それも"オオカミ"と"ウサギ"の恋愛という、障害だらけのドラマが展開されます。 混血の子供の運命や、肉食と草食の恋愛の難しさなど、設定がよく練られています。 それ以外にも、その世界には、動物たちを統率する"BEASTAR"という存在がいたり、裏町を牛耳るヤクザのような組があったりと、一見して、肉食と草食の共存する世界なんて無理があると思いましたが、それを実現する仕組みがかなり組み立てれており、おもしろいと思いました。 作者の板垣巴留さんは、バキシリーズの"板垣恵介"氏の娘さんだそうです。 バキシリーズほどではないですが、本作もバトルシーンが結構な頻度であります。 バトルあり、恋愛あり、友情あり、社会に対する啓発・啓蒙的な、課題を投げかけるような側面もあって、結構ごちゃごちゃしたところがありますが、最後は全てひっくるめて収まる形に収まったと思いました。 「結局、いいの?」という感じもしましたが、「いいんです」と思わせるような終わり方でした。 動物たちの、複雑なこの世界の物語は、引き続き「BEAST COMPLEX」で描かれるそうです。 続編も楽しみです。
3 となりの妖怪さん
連載中 巻数 : 4
あらすじ・ストーリー
この漫画のあらすじ・ストーリーがわからなくてみんな困ってるにゅ! 知ってたら助けて欲しいにゅよ~
該当掲載作品
3作品
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