1 最強伝説 黒沢
完結済 巻数 : 11
- 作者 : 福本伸行
- 時期 : 2003年-2006年
- 雑誌 : ビッグコミックオリジナル
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
主人公黒沢は、何故かいつも上手くいかず、毎回毎回、滑稽なほど空回りをしてしまう。それでも「戦うこと」を通して、ただ生きているだけの動物とは違う、人間としての誇りを貫く事の大切さに気づく。何かを守る為に成長していく黒沢の姿を、是非見て欲しい作品です!!
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ダメすぎる大人を主人公にした物語。表題「最強伝説」のとおり、まさに最強と思われる一作。あらゆる福本先生の作品において最強のギャグ漫画と認識しております。
哀愁、熱血、憔悴、奮起、そして哀愁。 ギャグ漫画にして人間哲学。 冴えない中年黒沢の戦いに目が離せない。 全てが裏目、日陰もので物笑いの種。 誰にも相手にされず、負け犬根性に塗れた小汚い中年男。 一度ハマると抜け出せない。福本ワールド、恐るべし。
冴えない中年男を主役にした作品です。 福本作品ですが、非日常な状況で行われるギャンブルがテーマではなく、悲しいくらいに現実的なおっさん的行動、思考が描かれています。 主役である黒沢は、穴平建設に務める土木作業員です。 44歳の誕生日を迎えるが誰にも気づいてもらえず、満ち足りていない日々に苦悶を懐き、人望や人気を手にするために一念発起する展開となります。 後輩の赤松を一方的にライバル視して空回り、更には誤解されて逆に鼻つまみにあう様は、現在若者の輪に入れず浮いてしまう職場のおじさんたちも同じものを感じると思います。 人望を得るために策を講じて失敗する、変わり者扱いされる、ある意味、悲しき中年独身男の宿命とも言える日々です。 普通であればそれで終わるのですが、あまりにも考えなしというか、酔っていて前後不覚となっていたということもあって、まあとある出来事を境に仲間の羨望を集めることとなります。 以降は、その名が独り歩きする形で戦いに巻き込まれてゆくストーリーです。 黒沢は基本的には気弱で、スポーツとかも一切やらない中年腹のオヤジですが、身長180cmを超えガタイは良いです。 その体格を利用した、テクニックによって敵を蹴散らすようなケンカは描かれず、戦闘スタイルは小細工に頼っています。 その方法は本気で容赦がないです。 例えば、作中黒沢は、レスラー3人と戦うことになりますが、その時は取り出した人糞を投げつけて勝利します。 人としてどうか、とか、それは勝利と言えるのか、とか、そういうことはともかく、とりあえずその場を収集つける手段が『うんこ投げ』になったわけです。 確かに、どんな怖いお兄さんが相手でも、うんこ投げられたら逃げるしか無く、本当に窮地に立たされたら、それくらい必死に行動して切り開けというメッセージが伝わってきます。 これは極端な例ではなく、本作中のバトルは基本的にこんな感じで、追い詰められた中年男性が、本気で状況を打開するために行動する内容が描かれています。 決してかっこよくなく、女性にも間違いなく逃げられますが、"生き抜くためにやる"その立ち姿や、熱い言葉は、諦めかけた読者の心を鼓舞させるものがあると感じました。 と書くと、熱い作品のようですが、基本的には、中年男の哀愁漂うギャグマンガです。 黒沢はケンカの強い中学生「仲根」に慕われますが、巨乳のお姉さんにモテモテの仲根よりハワイから電話があり、「向こうはFカップGカップ・・・オレにあるのはスーパーカップ・・・!」というセリフは、本作を象徴する名言ですね。 テンポも良く面白いですが、ラストはもやもやを残してぷっつり終わります。 続きは約6年8ヶ月越しの続編で描かれるので、引き続き続編も読みたいと思います。
2 新黒沢 最強伝説
完結済 巻数 : 21
- 作者 : 福本伸行
- 時期 : 2013年-2020年
- 雑誌 : ビッグコミックオリジナル
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
黒沢復活!!伝説の男、あの黒沢が生きていた!? 伝説の男! あの黒沢が生き返った!? 福本伸行の最高傑作との呼び声の高い前作『最強伝説黒沢』でホームレス軍を率いて、不良集団と激闘を繰り広げ、永遠の眠りについたと見られていた黒沢。病院のベッドで丸八年の時を過ごした末、2013年、奇跡の復活を遂げる…!! 伝説の男が今再び、新たな伝説を創るべく“この世”に生還する! “この世”がろくでもないにも関わらず…だ!!
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前作で寝たきりとなった黒沢が、8年ぶりに目を覚ます! また新たな最強伝説を作ってくれるのか! と思ったら何でかホームレスの仲間入り。 前作とはコンセプトが少し違って、社会問題に対する作者の思いが込められている。 これはこれで面白いけど、黒沢最強伝説を求める読者にはちと物足りないかも。
冴えない中年男・黒沢を主人公に据えた『最強伝説黒沢』の続編。 前作ラストは生死不明のまま唐突な幕切れだったため続きを期待する声が多かったのですが、そのまま約6年8ヶ月ほど経過し、どんな話だったかも忘れてきた頃の続編です。 前作は打ち切り終了だったらしく、あまりにもな終わり方で話題にもなっていましたが、いざやってみた続編の評判はあまり聞かない気がしますね。 主役はタイトルの通り、前作同様、黒沢です。 前作で暴走族と抗争を起こし、作中時間で8年昏睡状態となったままでしたが、その黒沢が意識と取り戻したところから始まります。 意識が取り戻ったはいいが8年の昏睡状態のダメージは大きく、身体は動かせず声も出せない黒沢が、なんとか動けるように回復するため奮闘します。 病室はゲイのハッテン場に利用され、院長は自分が成敗した元・暴走族ヘッドで、怪しい治療法の実験台代わりにしようと目論んだり、復活早々、苦難の日々が続きます。 一方で、若い女性看護師にセクハラしたり、かと思えば、病室に見舞いに来た元同僚の子供がチヤホヤされているのにヤキモチを焼いたりと、相変わらずなストーリーとなります。 穴平建設のメンバーは初期には登場しますが、序盤で黒沢はホームレスになります。 前作のキャラも少し登場するものの、知っていないと意味が通じないというほどでもなく、前作は未読でも楽しめると思います。 前作同様、熱いところは熱く、皆の胸を打ちますが、それでもやっぱり愛されない男・黒沢の哀愁漂う作品でした。 後半は合気道の師範・恋之助の八百長を暴き、直接対決をする展開となります。 その決着をもって完結するのですが、終わり方はまさかの展開でした。 前作よりは唐突感は無いのですが、これはさらに続編を期待して良いのだろうかと思いました。
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