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「ひぐらしのなく頃に」の前身として書かれていた舞台...

4.5

投稿 : 2020/08/14 23:47

状態 : 読み終わった

「ひぐらしのなく頃に」の前身として書かれていた舞台用脚本のコミカライズ。
主人公はひぐらしの登場人物と同姓同名の2人「古手梨花」と「園崎魅音」ですが、年齢は2人とも高校生に設定されていて2人の関係性もひぐらしとは異なります。
ある寒村のバス停を舞台に、集まってくる人々の会話や挙動から恐ろしい事件や陰謀が少しづつ顔を覗かせ、やがて全てはミステリアスな謎を残して集結する内容となっています。

レズっけのある女子高生2人が主人公で、絵は肉質的、特に魅音の服装は露出が高いイケイケな感じのため、お気楽な感じで読めるかと思っていたのですが、想定と全く異なっていました。
"オヤシロ様の祟り"や、"喉を掻き毟って自死する"などの設定は本作から健在で、拷問シーンこそ無いものの人が人を直接的に殺害する描写も多々あります。
腹の底から大量の蛆虫が這い上がるシーンなどがあり、グロさは本編に負けないレベルと思いました。
舞台っぽい台詞回しや場面が停留所から変わらない点などから、元が脚本であることを感じさせますが、それがいい感じの演出になっていて、この不思議な世界を客観的視点で見ている気分にさせてくれます。
舞台化しても、普通に面白い作品になるんじゃないかなと感じました。

内容は濃いですが、全1巻でテンポよくサクッと読めます。
ストーリー上の繋がりは無いのでひぐらしは知らなくても楽しめますが、主人公2人の容姿であったり、設定であったりの部分でひぐらしとリンクするところがあるので、ひぐらしをある程度知った上で読んだ方がより楽しめると思います。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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