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モデルになる人(リアルのだめ)がいた。だから二ノ宮...

5.0

投稿 : 2015/10/25 08:23

状態 : 読み終わった

モデルになる人(リアルのだめ)がいた。だから二ノ宮さんも最初は軽い気持ちで構想したのではないだろうか。ゴミだらけの部屋で美しくピアノを奏でる人。そして音大での恋。しかし作品を書く上で必要となるクラシック音楽の知識を頭に入れるにつれて、本当に描きたいことが別のことに定まっていったのではないかと思う。それは『演奏家になるとはどういうことなのか』ということ。プロとなるには1回だけいい演奏が出来ればいいという訳ではない。例えば最高の演奏が出来た時、「もうこれ以上のものは出来ない」と思ったら演奏家としてはやっていけないのである。のだめは小さい頃から『その時、自由に楽しくピアノを弾ければいい』と思ってきた。そんな彼女が音楽と正面から向き合わなければならなくなった。それだけが千秋について行くたったひとつの方法だったからだ。この作品で描かれている本質はのだめの苦闘である。しかしこんな重いテーマでありなあがら、ギャグテイストをちりばめることで本当に読みやすい作品となっている。稀代の名作だと思う。

サンキュー

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