
日常のちょっとした楽しみ、情緒あふれる火星の行事やお祭り、
四季で変わる自然の美しさ、ちょっと不思議で超自然的な体験など
を一話完結形式で綴るSFファンタジー漫画。
一人前の水先案内人を目指す3人娘の成長物語でもあり、師弟愛を描いている回は特に好きです。
終始安定してクオリティーが高く、毎回恒例の見開きシーンの美しさはこの作品の楽しみのひとつ。
フィナーレへと向かう流れも秀逸です。
最終話の見開きに選んだのは幻想的な風景ではなく、朝の光が差し込むARIAカンパニーというのがいいですね。
「素敵なものは実は日常にあふれている」というコンセプトを何度も作中で伝えてくれていますが、
これから先に何度も繰り返す仕事を始める前の何気ない一コマを
希望を感じさせる名シーンに仕立ててしまうのが、まさにARIAマジック。
読み終えると残るのは期待以上のエンディングを見れた満足感ともう次のエピソードを見れない寂しさ。
この漫画の読後感を「ほっこり、キュン。」と表現した方がいましたが、まさにそんな感覚を味わえます。
サンキュー
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