
基本は手塚治虫の『ブラック・ジャック』の天才料理人版。
莫大な料金を取る、一匹狼的な助っ人専門の臨時シェフが主人公。
主人公は表面はクール。しかし、裏では人情家という設定。
義理堅く、恩(親切)を受けた人のために、無料で手助けすることもある。
ときには低額で助けたりするのも、ブラック・ジャックと同じ。
主人公が出身した、孤児の世話をする施設に、無名で寄付をしたり、時々訪れるのは『タイガーマスク』かな。
『ブラック・ジャック』も施設出身だったっけ。
作者は小説や映画をかなり勉強している。
だが、それがパクリになっちゃう。
例えば、老人と幼い孫娘が『つり銭詐欺』の旅をする話がある。
知らない人は、その詐欺手法に驚くだろうけれど、
映画『ペーパームーン』を見た人は驚かない。
詐欺師の男と少女が旅をする話です。
その一場面なのですね。
のちに『ペーパームーン』と題する話があるから(16巻あたりかな)パクリである。
31巻の『一杯のスープ』という話。
『海亀のスープ』というクイズを知っていれば……。
等々、元ネタを知っている人には通用しないかも。
勉強しているだけに、料理の説明がしつこい。
知識の羅列ででページ数稼いじゃうのか?
ストーリー展開に重点を置くべき。
酒場(バー)で依頼者の、悩みや状況を聞く事が多い。
主人公はそんな話に興味がない、私には関係ない、といって、立ち去る。
しかし、助けるのが、基本パターン。
過去(郷里)の思い出の料理を出すことも多い。
初心(○○を目指して、郷里を飛び出したときなど)を思い出させて、解決パターン。
もっとひねれよ!って言いたくなる。水戸黄門かよ!
ストーリに重きを置かず、料理知識の羅列である。
サンキュー
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