UuQ1fTJ9CZhuc7ngHekF2fx0A7IhsDL1

・あらすじ 摘発したJKリフレの現場で、警部...

4.5

投稿 : 2019/06/30 11:04

状態 : 読み終わった

・あらすじ

摘発したJKリフレの現場で、警部補の山田は亡くなった娘によく似た少女、詩織に出会う。
母親からの虐待を受けていた詩織は、警察に家へ連れ戻された後も家出をし、その先で再び山田に出会う。
「家、泊めてくれませんか?」
かくして始まった2人の共同生活は、胸を抉るような展開へと発展していく。


・感想

山田は詩織に、亡くなった娘の影を見ている。
詩織は山田に、本当の「親」の姿を見ている。

良いか悪いかを語ることの出来ない共依存だから、すっきりとした物語ではない。
完全な悪は存在せず、必然勧善懲悪は成り立たない。

途中のJKビジネスの摘発シーンなんかはいい例で、法律の不安定さを訴えかける。
母親も、一方的に責めることの出来ない立場にいる。
彼・彼女「だけ」が悪いなんてことはなくて、そこに至るまでの過程のすべてに責任がある。

「ギャングース」の鈴木大介さんや「最下層女子校生」の橘ジュンさんの協力作品なので、説得力はそれなりにあって、胸に来るものがありました。

ルポルタージュの1ケースを元にしたような漫画。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

0

このレビューは参考になりましたか?
『フォロー』ボタンを押すと、この人が新たにレビューを書いた時に、アナタのマイページに通知され、見逃す心配がなくなります。 マンガの趣味が合いそう、他のレビューも読みたいと思ったら、とりあえずフォローしてみましょう。

ノラと雑草の感想/評価はユーザーの主観的なご意見・ご感想です。利用規約を参考にあくまでも一つの参考としてご活用ください。
ノラと雑草の感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。

ヴァッハさんが他の漫画に書いている感想/評価