あらすじ
外見にコンプレックスを持つ蛍介が、ある日目覚めるとイケメンになっていた。
でもそれは、完全に外見が変わったのではない。
鏡を見て顔が変わった事を知った蛍介が寝床に戻ると、そこには以前の自分が眠っていた。
つまり、蛍介は2人いる。
一方が起きるともう一方は眠りにつく、そして眠っている間も、生理現象は起きる。文字通り眠っているだけ。
単にイケメンになった、というだけの話ではないので、内容に厚みが増しているように感じる。
設定的には、ドロドロで暗い人間ドラマが始まりそうだけど、今作はコメディに落ち着いている。
蛍介は、有頂天になったり復讐を企てたりするのではなく、そうなってしまった状況で何とか疑われないように過ごそうとする。
周りのキャラもコミカルに描かれている。
主人公至上主義に近い設定だけど、その設定をしっかり生かして展開するので嫌味もなく面白い。
後話の脱線の仕方からカフスっぽい空気があって好き。描きたいものを描いている感じがする。
昨今の韓国漫画のクオリティに驚かされます。特に、今作と「ten」がかなり好き。
サンキュー
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