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初代ヤマトTVシリーズのリメイク版(2012年~2...

4.0

投稿 : 2021/08/17 23:26

状態 : 読み終わった

初代ヤマトTVシリーズのリメイク版(2012年~2013年放映)をコミカライズしたもの。作者のむらかわみちお氏は熱烈なヤマトファンであり、同じく筋金入りのヤマトファンであり2199の総監督でもある出渕裕氏からの依頼により、本作品を担当することになったらしい。

絵はとても綺麗で、2199TVシリーズのキャラクターが忠実に描かれている点が素晴らしい。
ストーリーについてもTVシリーズにほぼ沿っているが、初代ヤマト内シーンの再現やコミック版のみのオリジナルストーリーの追加もあり読み応えがある。個人的にはシュルツの娘とドメル将軍の出会いが心に残った。但し、赤道祭での岬百合亜と星名透のエピソードは要らなかったというか読みたくなかった。

このように丁寧に作られたためか話の流れが非常に遅く、2013年にTVアニメが終了した後も連載を続けた挙げ句、2017年から休載となっているため不完全燃焼感を否めない。そのため本作品の評価★を下げた。

むらかわみちお氏のヤマトに対するこだわりは認めるが、きっちり最後まで描くためにはあえていくつかのエピソードは省くこともプロとして必要だったのではないだろうか?特に本作品に関しては「必ず地球に戻ってくる」ことが一番の目的である以上、どのような理由があろうとラストまで話を進めることが最優先事項であることはヤマトファンなら分かるはずだ。
※そういう意味で、同様にアニメ原作をメディアミックス展開していた『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の終わり方は見事だった。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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