
『底辺領主の勘違い英雄譚』ではアホな領主が何も考えずに行ったことが偶然良い結果になる話だったが、本作品ではマジに頭の良い王子が国を豊かにするために意外な手段を繰り広げる話。
ちなみに国を豊かにしたい理由は、いずれその国を他国に高く売り渡して自分だけ悠悠隠居したいというゲスな目的があるためだが、家臣達はそれに気づかず忠誠を誓うというパターン。
いずれにしても、本作品の主人公は他に類を見ないほど有能な王子を演じているが(例えば、1万人の家臣の顔と名前を覚えているなど)、何故か彼の補佐官である白髪・赤目のフラム人(=この世界では奴隷階級)の美少女が侮辱されると、人が変わったようにブチ切れる理由が分からない。単なる博愛主義ではないなにかがあるようだが、ここがちょっと気になる。
絵は綺麗だが、背景などの書き込みは甘い。また侵略行為を行っている複数の国の思惑が分かりづらく最初のうちはとっつきづらいという難点があるが、良い作品だと思う。
サンキュー
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