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青春と愛についてありありと描いた悲劇作品。 同性...

5.0

投稿 : 2016/10/25 23:18

状態 : 読み終わった

青春と愛についてありありと描いた悲劇作品。
同性愛が題材なので、一応ジャンルとしてはBLになるんでしょうが、
ファンタジックなBLというよりむしろ文学作品に近いです。
設定は至ってシンプルで割とどこにでもある感じなのですが
竹宮恵子先生が肉付けして描くとそらもうドロドロの悲劇作品に仕上がるわけです。
心理描写も細かいというか、いろんなキャラクターに感情移入をしたくなる。
最終巻は涙なしには見られない。
同性愛もので悲劇=二人の仲が引き裂かれて、と考える方が多いかもしれませんが、
そんなもんじゃありません。
同性愛どうのではなく、一人の人間が一人の人間に対して、むき出しで体当たりしていく話です。
少女漫画界の名作だと思います。
何分、1970年代の作品なので、絵柄的に見づらいなどあるかと思いますが、
ぜひぜひご一読頂きたい一作。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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