1 からくりサーカス
完結済 巻数 : 43
あらすじ・ストーリー
錬金術により生み出され人間に災厄をもたらす自動人形(オートマータ)と、それに対抗する人形破壊者(しろがね)の200年に渡る戦いと運命を描いたダークファンタジー。
『❛❛他人を笑わせていないと呼吸困難に陥る奇病❜❜ゾナハ病にかかった18歳の青年』加藤鳴海(かとうなるみ)はある日、サーカスのテントにて『父を大会社の社長に持ちその遺産を巡り命を狙われる少学生』才賀勝(さいがまさる)に出会う。そこに勝を護衛する目的で現れた『銀目銀髪の謎の人形使いの女』しろがねが加わる。
3人が出会う時・・・運命が歯車を、情念が発条を回す不思議なサーカスが始まる。
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サンデー史上に残る傑作のひとつ。 自動人形と人形破壊者の200年にも渡る因縁と戦いを描いた、錬金術を題材にしたダークファンタジー。 現代が舞台(ローファンタジー)でダブル主人公制で物語は進行する。 二人の主人公が出会い別れる【プロローグ編】ののち、 まさるが主人公の【サーカス編】と、鳴海が主人公の【からくり編】が交互に繰り広げられる。 その後、凄まじい量の伏線回収とともにすべての過去編が現在へとつながり浮かび上がりし「黒幕」との戦いを描く【からくりサーカス編】を経て、 全人類の存亡をかけた最終局面【機械仕掛けの神編】へと続く・・・。 そんな5編からなる壮大なスケールの作品。 ●長所 ・ダブル主人公制で飽きない作りになっている点 ・名シーンの数 ・テーマ性の高さ ・7巻以降続々と明かされるおぞましい設定と描写の吸引力(特にゾナハ病の設定の斬新さ) ・設定同士がきちんとストーリーに絡み合い無駄がない点 ・邪道でダークな世界観なのに王道少年漫画的な熱い展開だらけな点 ・からくり編最終章(17~21巻)、サーカス編最終章(22~28巻)の盛り上がりの凄まじさ ・キャラの表情が生き生きして迫力があること ・キャラのセリフが作者が考えたんじゃなく「本当にそのキャラが言ってそう」な生きた感じがする点 ・キャラの使い捨てがほとんどない点 ・生々しい憎悪、燃えるような愛、熱い戦い、溢れ出る感動...と、読んでて疲れるほど感情を揺さぶる展開 ・自動人形のデザインセンス ・続きが気になる人間関係 ・セリフまわしのセンス ・脇役にもみな見せ場があること ・最高に独創的思考で魅力的なラスボス ・広げまくった風呂敷をきちんとたたむところ ・初登場で印象の悪かったキャラたちもみな成長してどんどん魅力的になっていく点 ●短所 ・巻数が全43巻と長い ・絵柄が荒くクセが強い ・錬金術の設定が出てくる7巻までは微妙~フツーな面白さ ・盛り上がる場面やキャラの見せ場は漫画全体でも最高レベルの面白さだが、日常描写は全般的に微妙。 ・黒賀村(29~33巻)でちょこっとダレる ・最後が若干急ぎぎみ ・細かい矛盾を探したら割と見つかる
続きが気になって仕方ない漫画だった 連載中に見たときは伏線や布石が細かい上に多いのであんまり前の内容覚えてなくていまいち入りにくかったが、連載終わってから一気に見たらめちゃくちゃ面白くて止まらなくなった 実際に連載終わったあとからじわじわ人気出たみたいなんで、これは一気見推奨の作品
人生の教科書に成り得る至極の冒険活劇。 今なお「漫画史上に残る最終決戦」「少年漫画の教科書」と呼ばれ幅広い年代から支持を受ける『うしおととら』の作者、藤田和日郎先生が手がけた長期連載2作品目であり、個人的には今まで出会った漫画の中では圧倒的にナンバー1である。 「笑顔」という大きなテーマを軸に2人の主人公が愛憎渦巻く歯車に捕らわれ、壮大に広げられた謎にまさに死にもの狂いで迫っていき、強大な悪と血で血を洗う死闘を繰り広げられる様はとてもじゃないがここでは語り切れない。 笑いあり、感動あり、手に汗握る死闘あり、読んだことを後悔するほどの絶望とそれを覆すほどの希望を描き、登場キャラクターが味方敵問わず懸命にその時代を生き、もがき、自らの幸せを掴み取ろうと全速力で駆け抜けていく。その暑苦しいほどの懸命さに涙が止まらない。 この漫画に出会えたことが僕の人生にとって大きなターニングポイントになっている。そんな気がする。
2 金色のガッシュ!!
完結済 巻数 : 33
あらすじ・ストーリー
モチノキ第二中学校の中学2年生・高嶺清麿は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解するほどの凄まじい頭脳の持ち主だった。しかし、その頭脳が周囲からの嫉妬を生んでクラスに馴染めず、不登校を繰り返す鬱屈した日々を送っていた。
そんなある日、清麿のもとに謎の少年・ガッシュ・ベルが現れた。彼はイギリスで清麿の父・清太郎に助けられ、恩返しとして日本までやってきた。ガッシュは過去の記憶を失っており、唯一の所持品は謎の言語で記された赤い本だけだった。本に記された呪文を読むと電撃を発する力を持つガッシュを危険視する清磨だが、協力して銀行強盗を撃退したことで打ち解ける。このことを切っ掛けに清磨とクラスメートの関係も改善されるなど、ガッシュの来訪によって清磨の生活は変わり始めた。
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小学生の頃、初めて買った漫画。 思い出補正かかりまくりですが、めちゃくちゃ面白い。 ブックオフで100円で売ってて、悲しい気持ちになった笑 ジャンプではないけど、友情、努力、勝利のTHE王道少年漫画。 読んでない方は是非、おすすめです!
初めて自分で買い集めた漫画でした。 友とは何か、多くの出会いと別れに涙なくは読めません。何度読み返し希望を貰ったことか… ただこの作品いろいろありましたので最後の展開は少し厳しい部分もありますが、それでもしっかりと完結してくれてます! 落ち込んだ時に是非読んで欲しいです
2001年から2008年の約7年間、少年サンデーで連載されていたバトル漫画。 2003年から放映開始したアニメも大ヒットしており、150話という長期放映でしたが多くの人の記憶に深く残っています。 特にアニメのオープニング『カサブタ』は特定の世代には突き刺さる名曲ですね。 年月が経った今聞くと、その歌詞の意味に再び感動です。 千年に一度、魔界の王を決めるため、100人の魔物の子による戦いが人間界で行われます。 主人公の中学生「高嶺清麿」の共に現れた謎の少年「ガッシュ」もまた、魔物の子の一人で、世界中から襲いくる様々な魔物の子と戦い、時に協力し合いながら、"やさしい王"を目指して戦いを続ける展開です。 100人の魔物の子によるバトルロワイヤルものといえばそうなのですが、単純な殺し合いと異なる点として、魔物の子はそれぞれ強力な魔法を使うことができ、それを駆使して戦います。 ただし、その魔法を使うためには、人間のパートナーが必要で、魔物の子の持つ本に書かれた呪文を、魔物の子のパートナーとしてふさわしい人間が読むことで、呪文が発動します。 そのため、魔物の子と人間はかならずコンビになっていて、そんな人間と魔物の子の関係性も重要な要素となっています。 特殊な能力で人間を操る魔物も現れるのですが、基本的にどんな悪いやつであっても一緒に戦った人間と魔物の関係は強固でわかり合っている唯一の存在となっているため、魔物が消滅するシーンは涙腺が緩みます。 なお、戦いは相手を殺す必要はなく、魔物の本を燃やすことで魔物は消滅し、魔界に帰っていきます。 消滅しても死ぬわけではないのですが、二度と会うことは叶わなくなります。 ただ、ラストはちょっとしたサプライズがあり、長い戦いを描いた作品ですが、もし途中で読むのをやめていた場合、最後まで読むのをおすすめします。 始めは弱い呪文しか使えないのですが、経験を重ねることで強い呪文が読めるようになり、窮地に陥った状態で新たな魔法が浮かび上がってくる展開が熱いです。 ガッシュは魔界でも有名な最弱の落ちこぼれだったため、彼を狙う魔物が多く現れます。 パートナーの清麿は頭脳明晰な天才児であり、序盤では弱い呪文でも秘策で切り抜ける展開が多かったように思います。 強力な魔物が次から次へとやってきては、ピンチを頭脳と熱い想いで切り抜ける、少年マンガらしい名作です。 呪文は攻撃技のみではなく、特殊な効果をもたらすものも多いです。 序盤から中盤に共に行動する「ティオ/大海恵」ペアは回復技である"サイフォジオ"を、「キャンチョメ/パルコ・フォルゴレ」ペアは変身や幻影を作り出す魔法を得意とするなど、各魔物で個性があるのも良かったと思います。 また、敵味方問わず、個性的なキャラが多いです。 ダラダラバトル展開が続かず、本筋がしっかりしていてメリハリがあるので、長期連載作品ですが、最後まで読んでいて楽しい作品でした。 魔物の子たちの戦いに巻き込まれた後、千年前の争いで石版にされた魔物の子を操る魔物・ゾフィスとココペアとの戦いが始まる"石版編"、「魔界の巨大建造物」が突如現れ、そこに封印された魔物ファウードの力を得るため現れた「リオウ」を倒すためガッシュたちが結束する"ファウード編"、魔界を滅ぼすことを考えている魔物「クリア・ノート」との決戦に挑む"クリア・ノート編"で完結します。 なお、連載中に作者の雷句誠と小学館との関係が悪化し、ストレスと怪我から3ヶ月の休載と、連載終了後に原稿紛失による訴訟騒ぎがあったことは有名です。 ただ、作品自体は非常に完成度が高いです。 "クリア・ノート編"が駆け足な印象を受けたので、もう少し連載して欲しかったと思うところもありましたが、序盤から登場していた全ての魔物の子とのいざこざが解消し、申し分ない大団円だと思います。 あと、パルコ・フォルゴレの「チチをもげ」も名曲です。 こちらも年月が経った今聞くと、その歌詞の意味に再び感動ですね。
3 銀の匙(SilverSpoon)
完結済 巻数 : 15
あらすじ・ストーリー
札幌の私立中学に通っていた八軒 勇吾は成績が思うように上がらず受験に失敗。学力競争と高圧的な父の数正から逃れるため中学の恩師白石の薦めで寮制の大蝦夷農業高等学校(通称、エゾノー)に進学する。寮の相部屋はクールなオタクの西川 一と食いしん坊の別府 太郎。実習中に子牛を追いかけ広い校内で迷子になった勇吾は馬で探しに来たクラスメイトの御影 アキに一目惚れしてしまう。勇吾のクラスには野球部投手で甲子園を目指す駒場 一郎、養鶏場の跡取り息子で劣等生の常盤 恵次、獣医師を目指すが血が苦手な相川 進之介、何事にもシビアでしっかり者の稲田 多摩子(タマコ)、チーズ好きでしたたかな性格の吉野 まゆみといった個性的な顔ぶれが揃っていた。農家の跡取り娘で馬好きが高じて馬術部に所属するアキも含め、それぞれ夢や将来の目的を抱いて入学していた。夢もビジョンもなく父から逃げるため入学した勇吾は彼らに引け目を感じてしまう。
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miwa好きでアニメからはいったら思ったより面白くて読んでいます 全然知らない世界なので知れて面白いしラブコメ的な要素も、面白いです!
荒川弘の技巧が光る好著。「百姓貴族」と比較しつつ読むと面白い。 エッセイである「百姓貴族」と同じように著者本人の体験が基礎になっていると推察されるが、料理の仕方が全く違う。 褒めようとすればいくらでも続けられるんだけど、その必要も無いかな。 未読なら他に読むものがない時のためにとっておくといいぞ。 しかし何十年も書き続けているかのように「サンデーっぽい」のには感心するより笑った。 百年後とかに「じゃじゃ馬」と同時期の連載作品だよって言ったら皆を騙されるんじゃないだろーか。 「発掘マンガ”銀の匙”奥付の謎…なぜタイムラグが??」みたいな。(妄想。) この作品とナントカ教師が並んでる辺り、今のサンデーの迷走っぷりがよく判るよ、はぁ。
ハガレンよりも面白いマンガ?ここにあるよ。 決して『鋼の錬金術師』を貶めるわけではなく。ていうか同じ作者だし。ご存知、荒川弘先生は、実は北海道の酪農一家に生まれました。本作は、そんな彼女が週刊少年サンデーで連載中の、酪農青春(たまに残酷)物語。 進学校での競争に敗れ、夢もないまま逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。彼が友人や家畜との触れ合いの中で悩み成長する姿が、農家の理想と現実の狭間と、北海道の過酷で美しい(かつ美味しい)自然の中で描かれてゆきます。 本作の何が好きかって、荒川先生の生命・生活に対する厳しくも温かいまなざしが溢れているところ。名前を付け手塩にかけて育てた豚も、数か月でベーコンに早変わり。零細酪農家は常に倒産廃業と隣り合わせ。家畜は死ぬ。人も老いる。努力は報われるとは限らないし、希望を抱いたがゆえにかえって苦しむこともある。それでも時は流れ、季節は廻り、人は前に進む。動物と自然と生きてゆく。小気味よいテンポで展開されるドラマは、まさに人間賛歌・生命賛歌と呼んでもウソにならないと思うんだ。 徹底した取材や実体験の上に描かれる理想の青春は、ファンタジー世界で生の尊厳を謳った前作に負けず劣らず、作者の熱いエネルギーを叩きつけてくれます。これを読んだ後にハガレンを読み返したら、両方をもっと好きになれるかもしれない。 あと、キャラがみんなほんとにいい子。男子は一様にアホだし、女の子が全員かわいいのもエラい。御影もタマコも吉野も好きですが、肉食系(文字通りの意味で)女子・池田さんの大ファンです。荒川先生、出番増やしてくれよマジで。 「豚や牛より馬派です」って方は→『じゃじゃ馬グルーミンUP!』
4 めぞん一刻
完結済 巻数 : 15
- 作者 : 高橋留美子
- 時期 : 1982年-1987年
- 雑誌 : ビッグコミックスピリッツ
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
非常に古い木造アパート「一刻館」に新しい管理人、音無響子がやってきた。5号室に住む浪人生の五代裕作は可憐な彼女に恋をする。うら若い未亡人の管理人と年下の下宿人、ふたりの淡い恋愛模様を中心に、個性的な人々が集う一刻館の賑やかな日常を描く。
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おかしなキャラクターばかりで完璧な人間?なんて誰一人居ない作品です。 少々無理矢理な展開ばっかりではあるが、よくまとめきった作品だと思います。 高橋留美子らしくギャグ漫画としても楽しめるので、恋愛マンガが苦手な方でも是非オススメしたい作品です。
ラブコメの金字塔という言葉につられて読んだ作品。 この作品の最大の特徴は、 1:どのキャラも魅力的であること(特に響子さん。あぁ、可愛いんじゃ〜) 2:未亡人という重い過去を持っているヒロインというストーリー だと思います。(あくまで個人的な意見) 2に関して、未亡人はムリと思う方もいるでしょうが(かくいう私もそうでした^^;) 、 読んでみるとあまり気にならなく、むしろそれとどう向き合っていくかという、主人公の葛藤もこの作品の魅力の一つだと思います。 1つ惜しい点としては最初の方のヒロインの絵が少しキツいことです。(それで読むのをやめた方も多いと思います^_^;)しかし、これも中盤以降は影をひそめるので、興味をもったら是非とも最後まで読んで欲しいです。
大笑いしながら感動できる物語です。 物語は、主人公の五代が、おんぼろアパート一刻館を出ていく準備をしていたのですが、 新しい管理人の響子さんに一目ぼれをし、引っ越しを取りやめるところから始まります。 一刻館の住民は、非常識の人の集まりです。(特に五代の隣の部屋の四谷さん) そのため、腹筋が痛くなるほど笑ったことがあります。 そして、時々ですが、涙が出るほど感動する話があります。 是非見てください。
5 うしおととら
完結済 巻数 : 33
あらすじ・ストーリー
寺に住む少年・蒼月潮は自宅の蔵の中で一本の槍に縫いとめられていた妖怪を解放してしまう。うしおが「とら」と名づけたその妖怪は、かつて近隣一帯を恐怖のどん底に叩き落していた大妖怪であった。また、とらを500年間縫い留めていた槍こそ、2000年以上も前の中国で妖怪を滅ぼすためだけに作られた「獣の槍」であった。獣の槍の伝承者となったうしおは、とらと共に様々な妖怪との戦いを繰り広げる。
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当時中古漫画屋さんで見つけ本。 絵の線が太くて、当時、抵抗あったけど、勢いはあります。 獣のやりという化け物退治の槍を持ったうしおと、ばけものとらとの物語。
文句なし!大河冒険ものの完成形! ジャンプのお家芸と思っていた大河冒険ものはサンデーで、「うしおととら」で完成しちまったんだよーというのが個人的見解。 ラスボスを見据えつつ、主人公と地続きのミッションを積み上げていく様は文学的とも言えるんじゃなかろうか。 読み進んでいくうちに高層建築ができていく快感がある。 んで、それが一気にラスボスへと届くラストのカタルシスは凄まじい。もう泣くとか泣かないとかいうレベルじゃないのよ。 ひたすら読むだけ。読み続けて気が付いたら終わってんの。 脇を固めるキャラクター達もあげはじめたら切りがないくらい皆、魅力的で、つまるところ個人的には欠けたところの無い作品。 絵的、マンガ的には無論、文句のつけようが無いしな。(好みの問題は無論、自由だ。) 流にーちゃんがホント好きなんですー! ヒーローババーンじゃないのよ、秋葉流!
藤田先生の漫画は好き嫌いがはっきり分かれると思うが、私はすごく好きです 徐々に心を通わせていくうしおととらの関係は、見ていて心が温まります。 終わり方も文句なしです。
6 BLUE GIANT
完結済 巻数 : 10
あらすじ・ストーリー
ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も川原でサックスを独り吹き続けている。
「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」
努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
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読み進めていくうちに本当に漫画の中に引きこまれていきます。 ジャズの熱さ、キャラクターの感情等ダイレクトに伝わってきて、自分の感情も揺さぶられます。 今一番続きが楽しみな漫画です。
ジャズ・サックスのプレイヤーを目指す若人が主人公の作品。 高校生の宮本大は、ある日ジャズに触れ、そしてライブハウスで聞いたジャズ演奏を目の当たりにし、世界一のジャズ・サックス奏者になることを決心する。 本作については「騙されたと思って、一巻だけでいいから読んで見てください」につきると思います。 浦沢直樹ライクな画風と、ジャズをテーマとしている渋い内容に敬遠してしまいがちで、実際、私もいまいち食指が動かなかったのですが、あまりにもネット上の評判が良いので、少なくとも駄作ではないと思って読み始めてみました。 これがもう凄いのなんのって、ここまで続きが読みたくなった漫画にも久しぶりに出会いました。 宮本大がサックス奏者として躍進する様を描いた作品と一言で言うとそうなのですが、高校生からサックスを始めて一朝一夕に、ジャズのプロとして食っていけるようになるわけもなく、序盤、主人公は河川敷で一日も欠かさず練習を続けます。 仙台という厳しい土地にも関わらず、大雪が降っても、真夏でも、ひたすら練習を続ける、その様がまずは常軌を逸しています。 「一日も欠かさず練習をする」こと自体は他の漫画でも見られる描写ですが、実際やってみろと言われるとかなりきつい。 宮本大はそれを誰に強制されるわけでもなく、“自分のために”やるんです。 その描写に、心打たれます。果たしてここまで打ち込んだ何かが自分にあったかと問いかけてくるかのようで。 そして読み終える頃には、宮本大のファンになって応援していることとなると思います。 ジャズをテーマにしている漫画なので当然演奏のシーンも多々あるのですが、月並みな感想ですが、音が聞こえてくるようでした。 演奏中は基本的に擬音語は書かれないスタイルですが、演奏の迫力、汗、周囲の反応、息継ぎや指使いの描写に優れていて、セリフも擬音語も無いページが数ページ続くこともあるのですが、不思議に騒がしく感じます。 そして決まってそういうページでは涙腺が緩みました。 中盤に差し掛かる前辺りから舞台を仙台から東京に移し、自信家のピアニスト沢辺雪祈と、高校生からの同級生だった玉田俊二をドラマーに引き込みトリオを組みます。私的には玉田が特に好きなキャラです。 玉田は進学のために上京していたところを、住み場所のない大に押しかけられるという役どころだったのが、大と雪祈に感化されてドラムを始めるます。つまりメンバーで唯一のただの素人なのですが、必死に練習し大と雪祈の演奏に追いつくようになります。 正直勇気づけられます。天才でもない、積み重なった努力もない、そんな今の自分にもこれから頑張れば何かできるのかもしれない、そんな気にさせてくれるキャラです。 全10巻ただし、10巻で完結せず、続編「BLUE GIANT SUPREME」に続く終わり方になっています。 実際のところ本作は羽ばたくまでの序章にすぎない内容だと思います。「BLUE GIANT SUPREME」も注目です。
凄すぎて笑えちゃう貴重な“漫画” といったら、大げさに感じられるかもしれないけれど、実際に身震いするようなシーンに「ハハハハハ!」と声に出して笑ってしまい、同時に感動から涙がタラーっと流れてしまった。(続編ではさらにそんなシーンが幾度かあった)
7 MASTERキートン
完結済 巻数 : 18
- 作者 : 勝鹿北星 他
- 時期 : 1988年-1994年
- 雑誌 : ビッグコミックオリジナル
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
ロイズの保険調査員(オプ、つまり探偵)である平賀=キートン・太一は、オックスフォード大学を卒業した考古学者であると同時に、元SASのサバイバル教官でもある。フォークランド紛争や在英イラン大使館人質事件では下士官の隊員として活躍したとされる。
父は日本人の動物学者、母はイギリスの名門の娘。大学時代に日本人女性と学生結婚し、一女をもうけたが、離婚している。別れた妻は、数学者として大学教員を務めている。本人は考古学の研究に専念したいと思っているが、職もままならない。発掘費用のために調査員を続けるが、過去の経歴からいろいろな依頼が舞い込み、数々の危険な目にも遭ってしまう。
冷戦終結前後の社会情勢、考古学、そして太一をめぐる人々のドラマを描いた作品である。[wikipediaから引用]
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まだまだ続きが読みたいマンガですが、 そろそろ、太一の年齢的に無理でしょうか・・。 これほどのヒロイズムを持った保険調査員を見たことがない。 太一がいれば、世界の果てでも大丈夫!
一見冴えない保険調査員。しかしてその正体は。 頭脳明晰、戦闘スキルにも秀でた考古学者? 読んでない人はもったいない。名作です。
これはもう、漫画好きなら絶対に外せない作品のひとつでしょう。 1話完結は話を作るのが相当大変らしいけど、 キートンは週刊誌連載をしていたというのが信じられないほどのクオリティです。 ストーリーはバラエティに富んでいて、 パイナップルアーミーから描いているスリラーものは鉄板の面白さ。 ヨーロッパの文化や歴史の話は知的好奇心を満たしてくれるし ヒューマンドラマや日常回でも楽しませてくれる。 そして絵のうまさは言わずもがな。 特に人物の表情が豊かでキャラクラーの魅力を作り上げています。 途中で若干中だるみしている感じはあって、 10巻以降、初期の異国情緒が薄れて普通の人情ものっぽくなってきます。 (途中で原作者が降りて浦沢さん自身が話を作っていたという噂もありますが) それでも十分面白いし、何といっても17巻から最終話までの流れは見事としか言いようがない。 本当に最後のルーマニア編は良いよなぁ。 学生の頃初めて読んだとき、最終回で感動して泣いたもん。 MASTERキートンには漫画の面白さの全ての要素が詰まっています。
8 恋は雨上がりのように
完結済 巻数 : 10
- 作者 : 眉月じゅん
- 時期 : 2015年-2018年
- 雑誌 : ビッグコミックスピリッツ
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
少女17歳。片想い相手は冴えないおじさん
橘あきら。17歳。高校2年生。
感情表現が少ないクールな彼女が、胸に秘めし恋。
その相手はバイト先のファミレス店長。
ちょっと寝ぐせがついてて、
たまにチャックが開いてて、
後頭部には10円ハゲのある
そんな冴えないおじさん。
海辺の街を舞台に
青春の交差点で立ち止まったままの彼女と
人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす
小さな恋のものがたり。
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ビッグコミック、と言うよりは小学館らしい良質な恋物語。 個人的に読者の男女比が気になる作品だが、書影のヒロインが気になる男性諸氏は読んで損はないと思う。 ・・・んー、この手の作品て「何処に行き着くか」が割りと重要だと思うので、現時点だとこんなもんかな。
女子高生がバイト先のファミレス店長のおじさんに恋する。 ただそれだけで、キャタクター造形に優れているわけでもなく 絵は少し古風で萌えるような絵柄でもなく ドキドキするような展開もなく 心を打たれるような台詞などなく ラブコメのような面白さがあるわけでもなく びっくりするほど中身のない、いわゆる雰囲気マンガである。 実写化しやすい内容だけど、まさかね・・・
主人公の美人女子高生と冴えない中年ファミレス店長との恋物語。 女子高生のほうからアプローチするのだが、そんな甘い話はないと冷静に距離をおく店長の心情がいじらしい。 女子高生のほうも恋愛には慣れてないのだが、自分の気持ちに素直に行動しているところがすがすがしい。 作者は今作が初連載のようですが、絵のクオリティも高く、脇役のキャラクターも上手く描いている。 今続きが一番気になる作品です。男女ともおすすめです。
9 マギ
完結済 巻数 : 37
あらすじ・ストーリー
第7迷宮「アモン」の周囲に広がる町・チーシャンに住む若者・アリババは、御者のアルバイトをしながら「アモン」を攻略し大富豪になることを夢見ていたが、あと一歩を踏み出せずにいた。そんなある日、彼は「ジンの金属器」を探して旅をしているという、謎の少年・アラジンと出会う。彼の持つ笛に潜むウーゴくんの力を目の当たりにしたアリババは、アラジンに共同での迷宮攻略を持ち掛ける。
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ストーリーがすごい!! 人のそれぞれの想いがたくさん詰まっていてとても良いです!!!!
(手持は29巻まで) 序盤はとっ散らかって居て、シンドバッドの冒険がコンパクトにまとまってて面白かったから戻って来たら、こっちも20巻過ぎくらいから尻上がりに面白くなってきた! この世界の真実とは⁈ ファンタジー漫画でここまで誤魔化さずに真っ向から挑んだ作者の力量を誉めたい。
壮大な物語なのでサラっと読む感じの漫画ではないです。最終的にどんな決着を迎えるか楽しみな漫画です。
10 名探偵コナン
連載中 巻数 : 105
あらすじ・ストーリー
大人顔負けの推理力と洞察力を併せ持つ高校生探偵・工藤新一。ある日、幼なじみの毛利蘭と遊園地へ遊びに行った帰りに、謎の組織の取引現場を目撃する。取引の模様を見るのに夢中になっていた新一は、組織のもう1人の仲間に気付かず殴り倒され、口封じのためにその男に毒薬を飲まされるが、組織が知らなかった薬の副作用によって神経を除いたすべての組織が退行し、小学1年生となってしまう。そのため小さくても推理能力は大人顔負けという状況を生みだした。
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[wikipediaから引用]
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おもしろい
11 アイアムアヒーロー
完結済 巻数 : 22
- 作者 : 花沢健吾
- 時期 : 2009年-2017年
- 雑誌 : ビッグコミックスピリッツ
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
鈴木英雄。35歳。
漫画家のアシスタント生活。妄想の中でしか現実に勝てず、そんな自分に付き合ってくれる彼女との仲にも、不安と不満が募る。
だがある日、現実の世界が壊れ、姿を変えていき…!?
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グロい((((;´・ω・`))) 「グロい、キモい」と言いながら読み続けていますw ゾンビものですね。 コッチ方面好きな方にはオススメだが やや展開が遅いのが難点。 今後の謎解きをどう描くのか期待して います!
まだ読んでないの?! 読まない理由が見つからないッ!
いわゆるパニックホラー漫画です。 世界中がゾンビのような存在、通称・ZQNになる謎の感染症にかかり、そんな世界から活路を見出すべく抗う一人のダメ人間の話です。 ZQNになると自我がなくなり、生前では信じられないようなパワーを持って生者に襲いかかり生きたまま肉を食い破ります。 そしてZQNに噛みつかれた人間はZQNになってしまうという設定で、話が進み連れてZQNがある共通の行動をしていることや、ZQNに噛みつかれてもZQN化しない特殊な存在がいること、そして謎の巨大な生命体などが現れ、少しずつその謎が解き明かされていく形式となっています。 主人公は「鈴木英雄」という、かつては数巻程度の連載も持っていた漫画家で、30半ばでアシスタントとして生計を立てています。 彼は極度に内向的で、人をやり込める妄想をしたり、自分を肯定してくれる存在と会話することが日課になっています。 恋人はいるのですが、売れっ子漫画家の元カレと当然のように連絡を取り、冴えない英雄は日々重圧を感じています。 主人公は冴えない中年男性で、1巻は彼のつまらない日常描写を淡々と描いていますが、テレビのニュースや数が増える警察や自衛隊の行動などから日常に少しずつ違和感が生まれ始めます。 1巻ラストで、英雄の日常は一気に音を立てて崩れるのですが、そこに至る描写は秀逸です。 とりあえず、1巻を読んで欲しいと思います。 多分、どこかのWeb漫画サイトで1巻までなら公開されていると思うので、1巻ラストは本当に鳥肌が立ちました。 その後も失速することなく、面白く読むことができました。 終盤あたりで役者が揃い、いよいよクライマックスとなる最終巻、最終巻が、読んで「えー」ってなりました。悪い意味で。 全22巻の21巻までは楽しく読めたのです。正確に言うと、21巻の終盤に、「これってちゃんとたためるのかしら」という不安はあったのですが、その不安が見事に的中します。 最終回は本当にひどいです。多分、たたみ方を考えずに大風呂敷を広げてしまったのだと思います。 1巻はおすすめ、ただ、その後も21巻までは面白いので、本作をおすすめするかについては難しいところです。 オチが良ければ名作だったのにと思いました。
12 神のみぞ知るセカイ
完結済 巻数 : 26
あらすじ・ストーリー
舞島学園高校に通う桂木桂馬は恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる「ギャルゲー」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」と呼ばれる彼は、ギャルゲーの登場人物である2Dの女をこよなく愛している。
そんなある日、桂馬の元に「攻略してほしい女がいる」というメールが届く。「無理なら絶対に返信しないように」という挑発的な文面に憤慨し何も考えずに返事をした途端、彼の目の前に空から1人の少女が舞い降りる。少女の名はエルシィ。地獄からはるばるやってきた悪魔だという彼女は、桂馬に「駆け魂」の捕獲を依頼する。その方法は、取り憑かれた人間を恋に落とし心のスキマを埋めること。現実の女性とは関わり合いを持ちたくない桂馬は当然断るが、先のメールに返事をしたことで悪魔との契約が成立していること、契約は解除はできず、自分とエルシィの命がかかっていることを知ると渋々承諾する。
こうして、ギャルゲー界の「落とし神」桂木桂馬の3D女性攻略が始まった。
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物語の締め方は賛否両論あるかと思いますが私的には好きなエンディング。 物語中盤での選択の結末をやはりあのままにするより、この方が良かったのだろうな、という感じ。 序盤の風呂敷の広げ方から終盤の包み方まで、終盤やや間延びした感はありましたが全体通してみると綺麗な作品だったと思います。
ギャルゲーマーの主人公がギャルゲーの知識を駆使して女の子を恋に落としていくストーリーで、最初は毎回新しいヒロインが出てきて落としていくだけだったのでそこまで期待していなかったのですが、10巻くらいから女神編と言われるルートに入ってからは、この作者は天才なんじゃないかと思うほどおもしろい展開になり一気に引き込まれました。 パッと見はおもしろいのか不安になりそうですが、途中から一気におもしろくなるので、根気よく読める人には超おすすめの名作です。
ジャンル…ハーレムラブコメディ 出版社…小学館 完結済み アニメ…あり 全巻購入済み あらすじ・・・ 現実(リアル)なんてクソゲーだ!と言っているギャルゲーマーが、地獄から来た少女ととある理由で3D(現実)女性を攻略していく物語 細評(10段階評価) 作画・・・9 内容・・・10 キャラ・・・10 では感想を ギャルゲーの知識を使って現実の女の子を落としていくという、一風変わった作品。 ですが作画、内容、キャラ、全てにおいて高レベル! ぶっちゃけ19巻で終わっても良かった気がしますけどね(苦笑) でも、展開やテンポも良く泣ける展開もあります! 19巻なんてもう~~~~~~~号泣物です!! ハーレムラブコメディですが、嫌な鬱展開など無く爽快に読める作品です。 色んな属性を持ったヒロインが多数出てきます。 しかもそのヒロインたちがみんな魅力的!もちろん主人公も! 個人的には神漫画!! アニメもあります。アニメの方は端折られてる話数が多々ありますが、音楽、作画、内容は原作を超えてます! 気になる方は是非見てください。
13 からかい上手の高木さん
完結済 巻数 : 20
あらすじ・ストーリー
いっつもオレをからかってくる隣の席の高木さん。
だけど見ていろ、今日こそは必ず高木さんをからかって恥ずかしがらせてやる!!
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高木さんの動作や言動から溢れる恋心が魅力です。 主人公である男の子の視点で描かれているので、高木さんの心の声は聞こえてきません。 それでも、高木さんの動作や言動から高木さんの心の声が聞こえてきそうで、もどかしい気持ちになります。 『もし、主人公がこう行動していれば』という妄想が掻き立てられて、気が付いたら頭の中で二次創作をしている自分がいました。 ニヤニヤできる良作です。
女の子にひたすらからかわれる中学生のラブコメ。 ひたすらイチャイチャしてると言ってもいい。正直うらやましい。 ワンパターンといえばワンパターンだけど、なかなか飽きがこない。 5巻が一番面白かったです。
とにかく二人のやりとりが面白くて微笑ましい! 高木さんのふと見せる照れた表情や西方の高木さんを思いやってる行動が見ていてずっと見ていたくなる感じ。
14 MONSTER
完結済 巻数 : 18
- 作者 : 浦沢直樹
- 時期 : 1995年-2002年
- 雑誌 : ビッグコミックオリジナル
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
1986年、天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長という出世コースを掴みかけていた。医師として漠然としたジレンマを感じつつも、深く考えることなく手術を重ね、研究に打ち込んでいた。
そんなある日、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを執刀し、ヨハンの命を救う。しかし、院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変し、出世コースから転落する。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時に、入院中だったヨハンと彼の双子の妹が失踪する。
1995年、外科部長となり職務に励んでいたテンマの前に、美しい青年に成長したヨハンが現れる。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。殺人鬼を蘇らせてしまったと自らの責任を感じたテンマは、怪物ヨハンを射殺するために、ヨハンの双子の妹アンナに再会することを企てる。殺人犯の濡れ衣を着せられ、キレ者のルンゲ警部に目をつけられたテンマは、ドイツ国内を逃亡しながらヨハンを追跡する。
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ん?ん?ってなりながら続き!続き!って読みすすめるとあっと言う間に終わる
なんでこれか未来少年より下なのか理解できない
ゾンビとか幽霊みたいな非科学的なものより、人間の狂気が何よりも怖いと思えてきました|ω`) 時代背景や内容の難しさから、完全に大人向けのマンガです。大人の私でもストーリーを理解するのに苦しみました笑
15 闇金ウシジマくん
完結済 巻数 : 46
- 作者 : 真鍋昌平
- 時期 : 2004年-2019年
- 雑誌 : ビッグコミックスピリッツ
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
もう何もかも嫌になっていませんか?そんなときは「ウシジマくん」を読みましょう。本当に何もかも嫌になって実際に投げ出した人間がどうなるのか、これ以上ない程リアルに描かれています。ウシジマ君に目をつけられるくらいなら今の世界でがんばっていこうと思える。
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駄目人間達を通して描かれる人間賛歌。 クズがクズを騙して、クズを騙すクズをクズが叩く。そんな作品です。 オムニバス形式で描かれているのでとても読みやすいです。 終盤は、ストーリーを畳むための話なので、正直失速しますが、それでも歴史に名を残すレベルの作品だと思います。
普段触れることのないアンダーグラウンドを覗けて面白かったです。こういう世界とは関わりたくないとしつつも魅力的であったり、なんとなく生きてるうちに巻き込まれてしまうんだろうなと思いました。債務者のアホさや頭の悪さがなんだか憎めなくて笑えました。 終盤は闇金が関係なくなっていたのでどうなのかなと思うことはありました。初期のころは闇金に手を出したくないと本気で思わされるないようでした。 反面教師としても、知っていると役に立つ知識も少なくないので勉強のために一度読んでみることをお勧めします。
暴利を貪る闇金会社・カウカウファイナンスの社長「丑嶋馨」を主人公に、事情を抱えた客や従業員との日々を描いたアウトローマンガ。 2004年から2019年まで連載していた長期連載作品で、何度かドラマ化、映画化をしています。 内容は数話から数十話に渡って続くいくつかのエピソードになっていて、ストーリーによってはウシジマくんは裏方のようなポジションになります。 借金をして目先の欲望を満たし、気がつけば膨れ上がった借金に絶望するが逃げることもできず、破滅していく人々の人間模様がリアルです。 多くのエピソードに救いは無く、娘を風俗に売ったり、自分自身が売られたり、性病になって薬にハマり気が狂って終わるという、悲惨な終わり方をします。 比較的善良でどちらかというと被害者のような感じの債務者であっても容赦なし。 勧善懲悪とかというのではなく、こうなるとそうなることが運命づけられていたかのようで身震いします。 彼らの裏には、まっとうなルートではキャッシングできない人々に10日で5割の金利で貸し付ける闇金業者の姿があります。 闇金に借りないといけないという時点ですでに終わってると思いますが、登場キャラはどこにでもいる普通な人も多く、彼らがダークサイドに落ちていく様はただただ恐ろしいです。 一方で、ごくごく一部ですが救われて終わる話もあり、そういうエピソードはまた心に響きました。 また、ストーリーの縦軸として、カウカウファイナンスの従業員や、ヤクザとの関わりが描かれたエピソードがあります。 正直、ウシジマくん自体が中心となるストーリーはいまいちに思っていたのですが、終盤はヤクザとウシジマくんの決着が描かれるウシジマくん編が始まります。 このあたりは完全に金とヤクザとヤクザと暴力のアウトローマンガで、読み応えがありおもしろかったです。 キャラクターもすごく特徴的で、債務者がみるみる転げ落ちるのでテンポもよいです。 42巻と長いですが先が気になる展開のためすぐに読み終えると思います。 終盤のウシジマくん編だけはヤクザ同士の思惑が絡むので少し複雑な感じがありますが、次から次へと暴力が出て来るので、それ系の作品が好きであればスイスイ読めると思います。 ただ、借金取り立てや払えなくなった債務者の運命など、怖いところもあります。 読めばお金や労働の大切さを学ぶための勉強にもなりますが、後味が悪い終わり方をすることも多いので、読むときは注意が必要と思います。
16 BLACK LAGOON
連載中 巻数 : 12
- 作者 : 広江礼威
- 時期 : 2002年-
- 雑誌 : 月刊サンデージェネックス
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
日本の一商社・旭日重工(あさひじゅうこう)の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。商会は、ディスクと緑郎を引き換えに旭日重工からの身代金奪取を狙っていたが、機密漏洩を懸念した旭日重工と彼の上司・景山は、ディスクと緑郎を両方消滅せんと画策し、傭兵派遣会社・エクストラ・オーダー(E.O.)へ商会の襲撃を依頼した。やがて、旭日重工が自分を見捨てたことを景山に伝えられ、E.O.の襲撃に遭った緑郎は、狼狽の果てに閃いたアイディアを商会のメンバーへ提案し、この危機の打破に成功する。
その後、景山は再会した緑郎に対し、旭日重工社員としての日本帰還を何事も無かったかのように促す。しかし、「俺はもう死んでるんですよ。あんたがそう言った」と不信感を露にした緑郎は、「俺はロックだ!」と名乗って帰還を拒否する。商会から誘われ、その見習い水夫となった緑郎ことロックは、商会の船「ブラック・ラグーン号」に乗り込み、危険な任務へ赴くようになる。
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11巻はよ!
10巻以降話は進んでないけど完結じゃないぞー。
これが五十はおろか百にもはいってないなんて
17 らんま1/2
完結済 巻数 : 38
あらすじ・ストーリー
早乙女乱馬は、幼少の頃より無差別格闘流の修行に励む高校生。ある時、修行のため中国へ渡ったが、父・早乙女玄馬と共に悲劇的伝説が伝わる泉が多く湧く修行場「呪泉郷」で稽古中に、父の玄馬は熊猫溺泉(ションマオ・ニーチュアン、パンダが溺れた泉)に、乱馬は娘溺泉(ニャン・ニーチュアン、若い娘が溺れた泉)に落ち、それぞれ水をかぶるとパンダと女の子になり、お湯をかぶると元の姿に戻るという変身体質を背負ってしまった。
中国での修行を終え、日本(東京都練馬区)に帰国した後、乱馬は玄馬から、友人である天道早雲の娘と自分が許嫁であると聞かされる。嫌がる乱馬を無理矢理天道家へ連れて行った玄馬だが、早雲の前に現れた二人はパンダと女の子の姿だったため、娘を乱馬と結婚させて乱馬に自身が経営する天道道場を継いでもらうことを夢見ていた早雲は、乱馬を女の子だと思い込んでショックを受ける。
一方、父と同様に乱馬を女の子だと思い道場に誘った天道家の三女あかねは、乱馬と手合わせをし仲良くなったが、その日の夜、乱馬は長女かすみに風呂に入るように言われ、しぶしぶ入浴する。湯に浸かると変身が解けてしまうため、男に戻って風呂から出るか女のまま出るか悩んだ末に、男の姿で風呂から出ようとした乱馬だったが、あろうことかそこで風呂に入ってきたあかねとお互い裸のまま出くわしてしまう。
事情を知った早雲は乱馬が男であったことを喜び、かすみと次女なびき、あかねの中から好きな娘を選ぶようにと薦めるが、かすみとなびきは「乱馬くんは半分女の子だから男嫌いであるあかねが適任だ」と勝手に決めつけ、乱馬の許婚はあかねに決まってしまう。だがあかねは風呂での一件で乱馬を変態呼ばわりして激しく拒否し、一方の乱馬も理不尽に変態と言われたことに対して怒り、二人は互いに対立する。
その後、早乙女親子はしばらく天道家に居候することになり、乱馬はあかねと同じ風林館高校に通うこととなる。こうして、恋や格闘、そして乱馬の変身体質による周囲の混乱で騒々しい日常生活が始まるのであった。[wikipediaから引用]
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許嫁ラブコメ(*´﹀`*) マン喫で読破。 予想以上に面白かったです。 乱馬とあかねお似合いです♪
バトルあり笑いあり涙はなし とてもコミカルな漫画なので読んで損はないと思います。
18 20世紀少年
完結済 巻数 : 22
- 作者 : 浦沢直樹
- 時期 : 2000年-2006年
- 雑誌 : ビッグコミックスピリッツ
- 出版 : 小学館
あらすじ・ストーリー
高度成長による「夢と希望」に満ちあふれていた時代から、一転して経済は停滞しオカルトブームが起き、世界滅亡の空気まで漂いはじめた、1970年前後。
そんな時代の中で、少年たちは、地球滅亡をもくろむ悪の組織や、東京を破壊し尽くす巨大ロボットに蹂躙され、混沌とし、滅亡に向かっていく未来の世界を空想した。そして、それらに立ち向かい地球を救うのは、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たちだ。下らないようなストーリーを描いたスケッチブックを、少年たちは“よげんの書”と名付ける。しかし大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。
1997年、主人公のケンヂは、突然失踪した姉の娘のカンナを養い、コンビニを営む平凡な日々を送っていたが、お得意先の一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その薄れかけていた記憶を次第に呼び覚まされていく。そして世界各地の異変が、幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。一連のできごとの陰に見え隠れする謎の人物“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。
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こんなヘッポコ漫画しか描けなくなった浦澤先生はさっさと廃業しろ!
面白いとは思ったけどちょっと話を複雑にし過ぎた感じはあった。
コンビニ店長をしている冴えない青年・ケンヂは、身の回りで起こる不可解な事件が、自身が子供の頃に秘密基地で書いた『よげんの書』の内容をなぞっていることに気づく。 それらは"ともだち"と呼ばれる謎の人物によって引き起こされていた。 宗教団体のような"ともだち"の集団は、政党を率いて社会的な立場を強くしていっていた。 また、『よげんの書』では、2000年に巨大ロボットが現れて人類は絶滅すると書いていたことを思い出したケンヂは、かつて秘密基地の仲間だった友人たちを集め、"ともだち"に対抗する。 星雲賞受賞作で、3部作で実写映画化もされたストーリーマンガ。 世界征服を企む"ともだち"と戦う、ケンヂと仲間たちの姿が描かれたものとなっています。 『よげんの書』を知る"ともだち"とは何者なのか、幼い日の思い出が現在と交錯し、やがて謎が解き明かされてゆく展開です。 4部作になっていて、巨大ロボットの進撃を食い止めるべくケンヂたちが立ち上がる1部、ケンヂの姉の娘・カンナに主人公をバトンタッチし、世界の救世主となった"ともだち"に叛逆する2部、世界大統領となった"ともだち"がその真の企みを明かすまでを描いた3部、そして完結編の4部構成です。 続編も含めて全24巻とかなり長く、キャラも多くてストーリーも複雑、テンポもあまり良くないです。 時系列と登場人物を整理しながら読まないとわけがわからなくなり、それであってもかなり終盤にならないと回収されない伏線が、作中多数張られます。 そのためやや読みにくさを感じるところがありますが、過去の因縁と現在の事件が絡み合ったシナリオは秀逸で、はまれる人ははまれるかと思います。 読むたびに謎が増えてゆき、解決しないまま舞台が数年後になったりするので、途中で読むのを中断すると、次読み始めたときに何がなんだかわからなくなるので注意が必要ですね。 ただ、20世紀少年では、最後までともだちの正体は明かされず、ケンヂがギターをかき鳴らして終わりとなります。 続編に21世紀少年があり、21世紀少年は20世紀少年のタイトルだけ変えた直接の続きで、こちらで"ともだち"の正体が明かされる形になります。 20世紀少年だけだと最後すごい中途半端な終わり方になるので、読む場合は21世紀少年も最後に読む必要ありです。
19 結界師
完結済 巻数 : 35
あらすじ・ストーリー
その昔、霊感の強い烏森家の殿様が妖しげなものを呼びよせてしまったために、それを退治する結界師が生まれた。かつての城跡に建つ私立・烏森学園を舞台に、400年後の現在も跋扈(ばっこ)し続ける妖怪に立ち向かう墨村家と雪村家の若き後継者、良守と時音の活躍を描く妖結界バトルストーリー!!
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なんか終わりがな…って感じ。
絵が好き。 話は初めの頃はすごく面白かったけど後半はまあまあかな。
もっと学園の話があってもよかったかもσ^_^; 全体的に少し物足りない感は否めない
20 だがしかし
完結済 巻数 : 11
あらすじ・ストーリー
ここは、のどかな田舎町。
駄菓子屋の息子・ココノツはある日、都会から来た美少女に出会う・・・
「うまい棒で最高の組み合わせを作って、私を満足させてごらんなさい!!」
「見せてあげるわ・・・ポテトフライの一番贅沢な食べ方・・・!!」
うまい棒、ブタメン、ラムネなどなど・・・駄菓子マニアの美少女・ほたるが繰り出す数々の駄菓子たちに・・・困惑するココノツ!!
こうして、少年×少女×駄菓子のおかしな夏が始まった・・・!!
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ド田舎にある駄菓子屋の息子鹿田ココノツ(15歳)は漫画家志望なのに,父親に後を継ぐことを熱望されている。そこへ,まるで2次元から出てきたみたいな(2次元だが)美人で都会的な同世代の少女が現れる。彼女はお菓子メーカー枝垂カンパニーの跡取り娘で,枝垂ほたる。ココノツの父ヨウを会社に引き抜くことが目的。ココノツが駄菓子屋を継ぐならばと言われ,それからココノツを説得すべく毎日訪ねてくるようになる。 だが駄菓子愛が強すぎる彼女。駄菓子屋に通って毎日することといえば,うまい棒にラムネ,生いきビール,モロッコフルーツヨーグルなどなど駄菓子を買っては幸せに食べながら熱くうんちくを語ること。暑苦しいのがおっさんだとマジ暑苦しいだけなのに,それが綺麗な少女となると許されてしまうらしいという不公平を発見した。他に出てくる登場人物は,ココノツの幼なじみの兄妹、遠藤豆とサヤ。みんな個性的でかわいい。何というか,すごーく少年漫画という雰囲気の漫画。でも少年漫画的雰囲気がちょっと苦手な私でも楽しく読める少年漫画。 子どもの頃から菓子&食べ物全般にあまり興味がない質だったので駄菓子ってあまり知らないのだが,携帯電話すらない子ども時代を送った私には「わくわくスマートフォン」は殊更に無縁な駄菓子ですな…と思った。ボンタンアメは私が子どもの頃からあった。…というか,子どもの頃は世の中に菓子というものが少なかったので,ボンタンアメはスーパーに普通に売っている目茶苦茶メジャーなお菓子で「駄菓子」とは思っていなかったのだが? で,駄菓子って今はどこへ行けば売っているのだろう。 そういえば確かに駄菓子のパッケージにはけっこう独特なキャラクターが載っている。動物だったり子供だったり。キャラクターにも物語や名前があるというのは言われてみればわかるのだが,そのような部分に着目したこともなかったなーと思った。 お祭りでは駄菓子屋さんがもんじゃ焼きをやってトッピングに駄菓子を使ったりするらしいのだが,もんじゃ地域に生息していなかった私には初耳な話だった。でも普段から店の人の顔を知っている駄菓子屋さんとかでないと,祭の出店を誰がやっているかなんて気づかないよね。 5巻 あんこ玉。いつも酉の市の帰りに買ってたなー。一箱多すぎて困るんだよね。で「当たり」とか知らぬ。コーヒービート。珈琲は大阪万博で一般的になったんだそうな。そうだったかな? 大阪万博以前は珈琲を飲む年齢ではなかったのでさすがにわからないな。エスプレッソはカフェイン少ないそうです。カンロ飴。おばあちゃんちにあるというか,昔食べたことあるけどもう何十年も見たこともないな。ブラックサンダー。おいしそう。若い女性にヒットするようなものは駄菓子ではない,まぁわからんこともない。マーブルチョコレートって,そういえばなんでマーブルなのかしらね。どこか大理石っぽいか? 強烈酸味のシゲキックス。私酸っぱいのはちょっと。。。どんぐりガム。うむ,ガムも飴も苦手なのです。ベーゴマ。遊んだことないです。きえちゃう君ちょっとかわいい。「たのしいおすしやさん」何かすごい。「元祖!みずでっぽうアメ」注射器ちょっとほしい。ビッグカツ。お菓子なのおかずなの? 野球盤ガム。ボタンを押す! ポンポン船,どこかお菓子なの? ぐるぐるもんじゃ,よくわからんけどビールのつまみに良いらしい。駄菓子なの? 牛乳を美味しくするミルメーク。シカダの看板。 6巻 かんばんシールチョコ/ふ~せんの実ガム/ニッキ水/ブロイラー/むぎチョコ/プチプリン/ミニオッパイキャンディー/ブタメン/タトゥーシール/かき氷/昆虫採集セット/餅太郎/追憶/ホームランバー/花火大会/追伸 夏が終わる巻。麦チョコは駄菓子だったのか。古き良き昔ながらの駄菓子屋を本気で愛するほたるさんの情緒が良かった。昆虫採集セットがとっくの昔にPTAの抗議などによって製造販売されなくなっていたことを知って悲しかった。 7巻 ほたるさんがいなくなって3ヶ月。冬景色のボロボロになったシカダ駄菓子。ココノツは駄菓子屋を立て直せるのかって物語。新キャラが2人出てくるが2人ともなかなか良い感じ。ほたるさんいなくても面白い物語だったことで,私の中でこの物語の評価上昇。 8巻 帰ってきたほたると枝垂家の事情,ペコちゃんは私が育った街にも当時はなかった(今はある…と思いたいが知らない)。鹿田家の事情。シャービックなつかしい! クリスマスイブとさや師。
駄菓子にまつわる話でループすのかと思い途中で飽きてきましたが、微かに進展したり伏線はったりしています。
とある田舎の駄菓子屋さんを舞台にした、実在する駄菓子をテーマした作品。 基本的に一話完結型で、1話につき1つの駄菓子を題材とした物語を展開する構成になっています。 1話あたり8ページ程度と短く、1巻では15話ほどが収録されています。 各話ではテーマとする駄菓子の雑学、由来や誕生の秘話が描かれていますが、テーマの割に内容は軽く、ストーリーが進む回もあるのですが、ほとんどの話でストーリーはあってないようなもので、取り上げた駄菓子で大騒ぎするだけで終わる回が多いです。 ストーリー性は弱いのですが、通しで読んだからこそ感じたことで、リアルタイムで読んでいるときはそもそも一話数ページで終わる漫画にそれを求めることもなく、最終回はぐだぐだで終わることの多いこの手の薀蓄付きコメディ漫画としてはいい終わり方だったと思います。 舞台は田舎の駄菓子店。 漫画家を夢見ている主人公「鹿田ココノツ」は家族経営している駄菓子店を継ぐことを嫌がっているのですが、ある日、大手お菓子メーカー「枝垂カンパニー」の社長令嬢であり、駄菓子マニアの「枝垂ほたる」が訪れる。 ほたるはココノツの父、ヨウを引き抜きに来たのだが、店があるためヨウは誘いを断る。 それを聞いたほたるは、あの手この手で駄菓子の魅力を語り、ココノツにその駄菓子店を引き継がせようとするというストーリー。 本作の魅力はなんと言っても、駄菓子の薀蓄、作者の溢れんばかりの駄菓子愛、これに尽きます。 紹介する駄菓子は基本的に存在するもので、“うまい棒”や“わたパチ”、“うんチョコ”、“あんこ玉”、“ヤッターめん”などなど、一定の年齢以上の方にはお馴染みの駄菓子です。 “セブンネオン”の初見殺しな食べ方や、“どんぐりガム”のあのなんとも言えない噛んだときの感触など、子供の頃、駄菓子屋で駄菓子食べまくてった自分としては感涙の内容となっています。 また、本作で初めて知った内容も多く、勉強になりました。 後半は駄菓子か?というお菓子も取り上げる回が多かったのが少し残念です。時代のニーズに合わせたのかなと思います。 さん太郎シリーズのお菓子がほとんど出てこなったり、メジャーでも日本一ながいチョコやフェリックスガムなど、取り上げられない駄菓子が多々ありました。 また、駄菓子を語る上では欠かせない、菓道・リスカ・やおきんの話や、仙台駄菓子の歴史と文化の話なども登場しなかったです。 メジャーな出版社の漫画として、特定メーカーの内部的な話を取り上げることができなかったのか、またはにわか知識で描いて炎上させたくない気持ちがあったのかはわかりませんが、ただ、取り上げて欲しい話題ではありましたが、それでも本作の内容は駄菓子好きには素晴らしく、魅力が伝わる内容になっていると思いました。 余談ですが、本作はアニメ化もした話題作ですが、そもそも店舗の駄菓子屋で駄菓子を買ったことが無い層が本作を読んでどう感じるのか、個人的に気になるところです。 さらに余談ですが、私が住んでいる千葉県船橋市には、みどりやという昔ながらの駄菓子屋が現存しています。近場に住んでいて興味のある方は是非。
21 7SEEDS
完結済 巻数 : 35
あらすじ・ストーリー
ごちそうを食べて自分の部屋で寝たはず…だが目覚めると、ナツは荒れ狂う海の上にいた。どうして自分がここにいるのかわからない。やがて流れ着いた無人島。生きるための過酷な冒険が始まった!!
サバイバル生活や考え方の違いで軋轢を生じての分裂と再統合の果て、指導者として教育されたという洗脳が解けた夏Aが育った施設が嘗て存在した佐渡島で、105人の子供が冷凍されていることと、その子らの中に角又と彼が未来に送られることを知っていた理可子の息子・億人がいることを知り、グループの境界を越えて協力するようになった若者らは子供の救出を決意する。
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アクション場面が少ない分、内面世界の描写(性格描写)が非常に上手い。本当に、 脇役までキャラの個性がよく立っている!先を読むのが勿体無いと思える数少ない漫画の一つ。 絵だけ見て食わず嫌いなのは非常に勿体無いです。サバイバル好きな人は必ず気に入ると断言できる
自分は46歳男。 小学校時代からたくさんのマンガを読んできましたが、この作品は自分的にはおもしろさ歴代No1です。 少女マンガはほとんど読まないんですけど、これは男性の方がハマるんではないでしょうか? とにかくマンガ好きの大人(男性も)に特に読んでもらいたい作品です!!
少女漫画とは思えない、サバイバル系の作品 !それ故にか、他のサバイバル系の作品(青年漫画や少年漫画)にはない展開や面白さがあった!
22 今際の国のアリス
完結済 巻数 : 18
あらすじ・ストーリー
落ちこぼれの高校生・有栖良平(アリス)は友人のカルベやチョータと共に自堕落な日々を過ごしていた。どこか知らない場所へ行って好きに生きてみたい。そんな願望を抱くアリスたちは夜明け前の空に咲いた巨大な花火を見る。気がつくとアリスたちは荒廃した街の中にいた。これは夢か、あるいは自分の望みが叶ったのか。自分の身に起きたことへの不安を押しのけ、アリスは奇妙な世界で自由を満喫する。しかしアリスはまだ知らない。この「今際の国」で生きる術を。そこで繰り広げられる残酷な日常を。
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よくあるデスゲーム系の中でも良作。これからが佳境なので目が離せません。
出会えてよかった。最終回で賛否両論わかれるだろうけど客観的な描き方が他人行儀な感じでこの漫画っぽい。私はあんまり好きになれない最終回だと思いましたがとにかくこの漫画っぽい。そういうとこ含めて良作漫画だと思います。
デスゲーム作品。 デスゲーム作品の中でも、ゲーム自体の面白さはトップクラスだと思います。また、終盤の盛り上がり方が良かったです。 真相まで描かれており、ラストも賛否分かれると思いますが、個人的には綺麗にまとまった作品だと思います。
23 ぼくらの
完結済 巻数 : 11
あらすじ・ストーリー
夏休み、過疎地の村へ“自然学校”にやってきた少年少女15人。1週間が経ったある日、海辺の洞窟へ探検に入った一同は、その奥にコンピューターを持ち込んで住んでいた謎の男・ココペリと出会う。彼は自分が作ったゲームをやらないかと誘い、宇白可奈を除く14人の中学1年生が同意して契約を結ぶ。半信半疑で宿舎に戻った一同だったが、その日の夕刻、大きな物音と共に巨大ロボットが現れて…
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その非情なる設定で知られる、鬱漫画の代表的存在。 細く神経質にさえ感じる線で描かれた華奢な子供たちを見ると、 不幸な結末を否が応でも予感させてくれます。 実際、まぁロクでもない展開が続きます。厭世感バリバリの作風。 でも全体の構成は素晴らしく、読み終えた後ひどく心に残る作品。 悲劇が好きな方にはお勧めできる名作です。
鬱作品の良し悪しは暗さ具合とか理不尽さの強弱で判断は出来ません。 それこそ人間ドラマ。汚い部分も綺麗な部分も、強い部分も弱い部分も、全てが攪拌されてごちゃごちゃで何だかよく分からない正体不明が浮き出てくるのが良いのです。 鬱作品は、暗いだけでは成立しないのです。その中で何を描くのか、結局は他の作品と大差ありません。内側の露出部の多少が違いでしょうか。 それも、私個人の取り方ではありますが。 ・感想 生きるということ。 一言で表すなら、この作品はそういうことなのでしょう。 ロボットの謎等、SFの設定は全くメインではありません。 作中に出てくる専門知識(軍事、物理設定等)は最悪読み飛ばしてもなんら問題はありません。作者の教養には驚かされましたが。 今作はあくまでも、死生観の物語。言い換えるのならセカイ系(ちょっと違うかも?)です。 死を宣告されたからこそ生きることから逃げられなくなった者達の物語。 主人公の子供達だけでなく、周りの大人達も蚊帳の外ではありません。皆が真摯に向き合って、心情を吐露しています。 答えがないからこそ難しいし、だから一人一人に重みがあって、何と表現すべきなのか分からない感情の奔流に飲み込まれました。 言うまでもないことですが、主人公の視点からの悪人は、悪人視点からすると己です。 悪と正義に垣根はありません。あるとすればそれは視点の違いだけです。 その人物にも脳があり意思があるのだから。 悪を悪として描くのは簡単ですし、物語はそうでなければ盛り上がりません。しかし今作は、そこにも切り込んで描かれていました。 悪を分かりやすく悪だと、皆が望む仮想敵に仕立て上げるのではなく、本当に人間として描写されていました。 狭量な視点で浅瀬で遊んでしまいがちなテーマをここまでしっかりと描き上げるなんて、考え方を分岐させられる人にしか作れないでしょう。 驚嘆の一言です。
近未来もののロボットマンガです。 夏休みに自然学校に参加した15人の少年少女たちが、ひょんなことから地球を守るために巨大ロボットを操ることになる話。 自然学校に参加した15人の少年少女は、海沿いの洞窟で「ココペリ」と名乗る男に出会います。 その男にゲームを持ちかけられた少年少女たちは、興味本位でココペリと契約し、巨大ロボットに乗り込む。 チュートリアルとしてココペリが操縦するロボットが、敵の黒いロボットを撃破すると、ココペリは姿を消し、「コエムシ」と名乗るクチの悪いマスコットが待っていた。 少年少女の内の一人、「和久 隆(ワク)」は、ココペリの戦闘の後で声を聞き、次のパイロットが自分だと知る。 そして、再び現れた黒いロボットを倒すため、ワクはロボットに搭乗する、という展開です。 あらすじだけ読むと、勇者シリーズとかエルドランシリーズとか、子供たちがロボットを操縦して悪いロボットをやっつける系の作品っぽいです。 ですが、子供向けっぽいのは導入時の設定のみで、その後の展開はエドワード・ゴーリーの絵本を彷彿させるブラックっぷり。 間違っても子供に読ませるマンガではないと思います。 15人の少年少女は、そのロボット"ジアース"がマガジンだとすると、そこにセットされた弾丸のようなもので、一度操縦桿を握ると勝とうが負けようが命を失ってしまうことが決定づけられています。 地球を守る戦いなので、負けると地球が滅亡し、勝っても操縦者は死んでしまうという鬼畜展開。 思わず泣き叫び、絶望し、自暴自棄に走ると思いきや、そういう行動に出たのは一人だけで、後の子どもたちは異様なほど冷静です。 その子どもたちにも裏事情があり、キャラによりますが結構きついものを背負っています。 一人ずつランダムに選出される子供の、それぞれの事情、そんな中やってくる敵ロボットとのバトルにより、想いを託し死んでゆくドラマが展開され、毎話毎話なんともいえない誤読感が読み手を苛みます。 ジアースの戦う敵の正体も、なんというか非常に悲劇的で、全体的に暗い作品です。 ただ、暗い気持ちにはなるものの引き込まれる作品で、凄い単位で人が死にますが、グロ描写は無く、心に訴えてきます。 アニメの主題歌『アンインストール』はニコニコ動画で一時期大人気だったため、そこから本作の知名度も高く、意外とみんな知ってる作品だったりします。 万人受けはしませんが、名作だと思います。
24 MAJOR
完結済 巻数 : 78
あらすじ・ストーリー
日本人野球選手がメジャーで活躍する時代が来て、こういった作品も現実的に見ることが出来るようになった。この漫画は主人公の幼少期から青年期への成長過程も描かれているので主人公に親しみやすさを覚える。
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野球に詳しくない人でも簡単に読めると思います。 後半、多少マンネリ化が感じられますが、耐えられないほどではありません。
この漫画を読むと、部活に真剣に打ち込まなかった自分に嫌気がさしてしまいます。 熱血系主人公を一人あげるならやはり茂野吾郎ですかね
野球漫画ってよりも メジャーリーガーになる1人の少年の人生物語って印象でした。 1試合はほんの一瞬でおわりますが、 試合以外にもちゃんと見所があったりして楽しめた。 個人的には高校生編の海堂戦と WBCのとこがすきですね。 吾郎くんはいつも無理しすぎるせいで体壊しがちですよねwwww
25 タッチ
完結済 巻数 : 26
あらすじ・ストーリー
上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツにも勉強にも真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。
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今でこそあだち充のお家芸のように思われているけれども、当時は誰もそんな展開が待っているとは思わなかった。ネットのない時代。クラスでそんな噂が流れてきた時、誰も信じなかった。しかしタイトルからして、これは最初から予定されていたもの。私たちはあだち充に完敗したのだ。
ホント好き(°∀° ) 野球×ラブコメ+幼馴染=あだち充 個人的にはこの公式w MIXにも期待してます!
河川敷での告白は痺れますねー(アニメでは電話越し?) からの南のキス(実際にキスの描写はない)はキュンキュンしました
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