中高生時代の思い出の作品。
あの頃は大半の友だちが読んでいて、毎週のように話題にしてた気がします。
幸薄だけどかっこいいナナと、ビッチなのに清楚感溢れるハチ。
ふたりのあまりに不安定な生き方が、当時の青臭いわたしたちにとってそれはそれは刺激的だったのです(笑)。

話題の中心はもちろん”誰派”かということ。
一番人気はやっぱりレンで、次にヤスとシン。
タクミもそこそこで、ノブはあんまり人気なかったと思う(笑)。

そして初期の『ＮＡＮＡ』においてもっとも衝撃的だったのがこのセリフ。

「わざとだよ？」

これはもうすごかったです。みんなの反応が。
でも不思議と幸子を叩く流れではなく、｢男って単純だよね～｣的な感じだったような。
当時はまだ中学生だったと思うけど、大人への階段をひとつ上らせてくれた一言でした(笑)。