1966年に放映されたウルトラQを脳内補正してブラッシュアップし現代のSFとして蘇らせた傑作。
これはリアルタイムで視聴していた人間にしか出来ない作品であり、繊細な絵作りの藤原カムイ氏ならではのマンガになっている。
本家のウルトラQではデジタル着色した「総天然色版」というのが作られているが、実際に白黒映像を観てきた人間にとっては「白黒」こそが本物。マンガという基本的に白黒の芸術作品において細部まで緻密に書き込んだ本作品は、まさに本当のリメイクである。
自分は第1巻冒頭の『これはいったい… なんの冗談だ…!?』、ここに衝撃を受けました。マンガの見開きページというのはこのためにあります。そして常識的な日常では絶対あり得ない画がここにありました。
ちなみに第1巻にはケムール人が出てきます。タイトルは『2020年の挑戦』。遂に時代が追いついた感があります。是非この機会にご覧になってください。
サンキュー
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