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"カメレオン"の加瀬あつし先生の作品。 カメレオ...

4.5

投稿 : 2020/08/20 22:07

状態 : 読み終わった

"カメレオン"の加瀬あつし先生の作品。
カメレオンの次に連載されていた"ポリ公マン"は短期で終了したため、実質カメレオンの次回作という印象です。

無類の車好きで、エンジン音だけで車種を当てることができる特技を持つ「石川次五郎」が主人公。
ある日、バイト先の洗車場に現れたVIPカーチーム「加麻呂」の会長「岡田秀樹」の愛車"プレジデント"に微細な傷をつけたバイト仲間を庇い、次五郎は岡田と溜まり場のSAでナンパ勝負をすることになる。
だが、運転は下手で自分の車持っていない次五郎は、なけなしの50万で買える車を探すが、その50万も鬼兄「石川九州男」に使い込まれてしまう。
途方に暮れる次五郎だったが、九州男の案内で訪れた解体屋で見つけたスクラップ寸前のS13シルビアに運命的なものを感じる。
そのシルビアが魔性の"妖車"で、次五郎を乗り手に選んだシルビアが様々なミラクルを起こしてイカれた公道ジャンキーを相手取り大活躍する展開です。

運とハッタリでヤンキーの頂点にのし上がる"カメレオン"とストーリーのフォーマットとしては似ていますが、決定的に異なる点として、次五郎は向上心があり、シルビアにおんぶ抱っこの状態から脱却すべくドライビングテクニックを努力で身につけます。
また、ストーリー中盤よりケンカも弱いわけではないことが判明し、彼のかっこいいシーンがあります。
中盤以降は運転技術についてシルビアに頼ることもほぼ無く、彼の成長ドラマともいえる作品かと思いました。
ただ、ギャグの下劣さは本作も健在で、最低のオヤジギャグが隙あらばねじ込まれています。
そのおかげでテンポよく読みやすいですが、女性には読ませられない男向けの内容だと思います。

キャラは多いですが、過去キャラも大事にして終盤までちゃんと見せ場があるのもよかった。
"カメレオン"を読んで良かった方には本作もおすすめします。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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