独身サラリーマン(26歳、男)が異世界に転移し、20歳の身体やスキル「テイム」「通信販売」を手に入れて無双する話。
しかも、女神様の部下であるナビゲータ(実体化出来るAIみたいな便利屋さん、見た目は巨乳エルフ)が24時間一緒にいてお世話してくれるだけでなく、オーガ娘(角はあるけど美少女)・人間の娘(ふつうに美少女)をテイムしてハーレムを築くとか都合の良い話。(つうか、人間をテイムしちゃまずいだろう。まぁ奴隷契約よりはマシかもしれないが…)

本作品におけるスキル「通信販売」とは、現代日本で流通している商品を買うばかりでなく、異世界のモンスターの死骸を売って現金化出来る都合の良いもの(誰が買い取ってくれるんだ？)。更に買える商品は「砂糖」「胡椒」「塩」などの調味料は当然のこと、「サブマシンガン」「トラック」、果ては「家」まで買えるってやりすぎ。

ご想像の通り、原作は「なろう」で、商業小説化の後にコミカライズといういつものパターン。

商業化小説を読んでいないので詳細は不明だが、本コミックの一番の特徴は、ストーリーを盛るようにWeb原作をかなり作り直している点だ。具体的には、いきなり「結」のシーンを持ってきて読者にインパクトを与えてから、改めて「起承転…そして再び結！」という流れを繰り返している。気持ちは分かるがちょっと戸惑う。

他に良い点といえば、Web原作では主人公の脳内に住んでいるナビゲータが、本コミックではほぼ常に実体化していてビジュアル的に楽しめるところだろう。あと彼女を含めて登場する女の子達がちょっと寄り目がちだが可愛らしく描けているのも良い。