数学好きの男子大学生が異世界転移し、偶然出会った弱小国家の王女とともに数学を駆使して列強諸国と戦う話。
異世界転移モノと言いながら「魔法なし」「チート能力なし」という設定がかなり珍しい。
転移先の弱小国家は、兵の数も質も他国より劣っておりこのままでは戦争に勝てない状態だったが、主人公は「負けなければ、勝たなくても良い」という理論で王女とともに軍を指揮する。これだけでも十分面白いのだが、頭の固い貴族達が「勝負は時の運、やってみなければ分からない！」と王女の言うことを聞かなかったりして、更に話が広がっていく点が興味深い。
あと個人的には「モンティ・ホール問題」というのに好奇心をそそられて面白かった。
しかし、本作品はマンガとして評価すると致命的に「画が雑」という欠点がある。特にモブとして出てくる男達が手抜きなのか？と思わざるを得ないくらいテキトーに描かれており読むに耐えない。
そういうひねくれた見方をすると、王女の巨乳も単なるデッサンが狂ったための産物のように思えてくる。
サンキュー
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