
謂れなき低い評価が多い不遇の名作。私は面白いと思う。
おそらく、スマホが異世界で使えるという設定がこの上ないチート能力だと感じる読者が多いのだろうが、実際には「アーティファクトであるスマホ」によってステータス確認やコマンド選択を行うだけであり違和感はない。
むしろ、他作品でよくある「目の前にウィンドウが浮かび上がりコマンドを選択できる」方が明らかにオカシイご都合主義なのに、なんであっちにはツッコまないのか!と言いたい。
また、実際に本作品を読んでみると、スマホはあまり重要視されていないことが分かる。タイトルで損をしているタイプの作品。
原作は「なろう」で、PDF化すると6,000ページ越えの超大作。しかも現在も連載が続いているというのが驚きである。
神様の不手際で誤って死んでしまった主人公(15歳、男)が、異世界に転生する際に「向こうの世界でもスマホを使えるように」と神様にお願いしたことから始まる本作品。その後、イベントをクリアする毎に偉い人への繋がりが出来て、結果としてハーレム構築していく"わらしべ長者"のようなストーリーがとても自然で気持ちが良い。
作品的には『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』に近く、主人公は(スマホではない)チート能力で無双しまくってモテまくるが、エロ描写はない。
個人的には、主人公が最初に出会った双子姉妹が一番の好みなので、話が進むにつれ登場する新しいヒロインの陰に彼女達が隠れてしまっていくのが残念といえば残念。
なお、コミック(2020年11月現在)ではサワリしか出てこないが、話が進むと巨大ロボットが登場してくるはずなのでこれからの展開が楽しみである。
サンキュー
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