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週刊少年マガジンで長期連載していた"ゴッドハンド輝...

3.5

投稿 : 2021/12/11 22:36

状態 : 読み終わった

週刊少年マガジンで長期連載していた"ゴッドハンド輝"の連載終了から9年越しの新作。
2019年末より流行した新型コロナウイルス感染症を題材にしており、全4話、コミックス全1冊のみで完結です。

新型コロナウイルスがまだ日本でそれほど警戒されていない時期、新婚旅行で豪華客船の旅に出た「真東輝」と「真東(佐倉)綾乃」だったが、その客船内で新型コロナの感染者が確認される。
また、その後、同船の乗客乗員内に複数の感染者が確認され、テルと綾乃も隔離されてしまう。
そんな中、テレビのニュースでは新型コロナのパンデミックが宣言され、日本とも思えないような状況に目を疑うという展開です。

懐かしのヴァルハラの面々が登場しますが、コロナ禍中の総合病院が舞台ということで状況は苛烈で、全体的に雰囲気は重いです。
各キャラクターの物語や現在のポジションの話に花を咲かせる暇はなく、運び込まれる患者、医師としてやるべきことに集中しています。
それゆえに"ゴッドハンド輝"らしい雰囲気を感じることができました。
コロナ禍が話題になるかなり初期に連載された作品ですが、描いていることは至極全うです。
新型コロナを題材とした作品として"ゴッドハンド輝"未読の方にもおすすめできます。

おもしろく読めたのですが、本作中で安田元院長が新型コロナにより死去したのには本当に驚きました。
調べてみると、やはりこの点はショックを受けたという意見が多いようです。
恐ろしい病気であり、感染したら生命にも関わるということを伝えたかったのでしょうけど、"ゴッドハンド輝"で連載開始から終了まで最重要キャラとして登場し続けていた院長が、長期連載終了後に描かれた追加のたった4話で死んでしまうのは、個人的には受け入れ難かったです。
他は良かったのですが、ここだけは殺すことはなかったんじゃないかと思いました。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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