鬼畜漫画『回復術士のやり直し』の原作者である月夜涙によるファンタジー物(なろう2017年5月)。
どのような意図か分からないが、『転生したらスライムだった件』(なろう2013年2月)のパクリとしか思えないタイトルで損をしている。
と批判すると、ラノベなんて所詮皆パクリばかりだよと話をすり替える方もいるようだが、工夫の仕方はいくらでもあるのでこれは酷いと思う。少なくともストーリー自体は違っているのでそこに重点を置くことは出来たはず。
内容は、第二の人生をスライムとして自由に生きようと考えた大賢者が、彼の養女(14歳)の隷属魔法によって娘の下僕として生きることになってしまったという話。当初、一人で研鑽を積み無限に進化したいと考えていた彼だったが、『転生したら剣でした』(なろう2015年9月)のように娘を守りたいと変わっているのがハートウォームで尊い。
ちなみに養女は全員で5名、それぞれ特定の分野において大賢者の知識・技術を受けている。
長女…【医術】を極めた天使、ヘレン
二女…【剣】を極めた狐獣人、シマヅ
三女…【魔術】を極めたエルフ、オルフェ※本作品の実質ヒロイン
四女…【王】を極めた人間、レオナ
五女…【錬金】を極めたドワーフ、ニコラ
絵はきれいでキャラは可愛いので、パクリとか気にしない人にお薦め。
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