鬼畜漫画『回復術士のやり直し』の原作者である月夜涙による頭の悪い異世界ハーレム物。
女騎士とオーク戦士の間に生まれた少年が主人公。種族はオークであるが見た目は人間そのものでいいのか、タイトル的に？

そんな彼が「最上の雌を手に入れ、孕ませる」という目標を掲げ大特訓する。※そういうの大きな声で言うのやめてよね
最初の修行の場所は、部屋の中の20日が外界の1日に相当する異空間、って「精神と時の部屋」じゃねえか！他にも主人公は封印を解くことによって巨大なオークになり戦闘力が数倍になるが理性を失い凶暴化するとか、飛んでくる矢を指二本で挟んで受け止めそのまま射手に投げ返す技とかどこかで聞いたことがある話のオンパレード。

ひとり立ちした彼が外の世界で初めて見たのがエルフ(女)の奴隷。
彼は彼女をオークションで落札すべくメンチカツ屋を開業して大金を手に入れる(って、そんな簡単に手に入るワケないだろ)。で、オークションに参加したが、残念ながら彼よりも高額で落札する奴が現れて入手できず、仕方ないから彼女が乗せられた馬車を襲撃して強奪するって、それ犯罪だろ？いくら落札した奴がいけ好かない奴でも、暴力で奪うってなんだよ。っていうか、だったら最初からそうやっておけばいいのになんでメンチカツ屋なんかやって「俺って商売の才能もあったりして！」とか自慢するかね。
とにかく読んでいて色々とフラストレーションが溜まる稚拙なストーリーにげんなり。

更に輪を掛けるのが、生理的に受け付けない絵。確かにエルフ(女)とかケモミミ少女は可愛いのだが、いわゆる悪人とか主人公が悪い顔をした時の絵が芸術的なほどキモい。特にケモミミ少女の叔父が気持ち悪かった。