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『午前3時の無法地帯』の続編です。 前作と同じパ...

4.5

投稿 : 2022/09/09 21:39

状態 : 読み終わった

『午前3時の無法地帯』の続編です。
前作と同じパチンコ専門のデザイン会社が舞台で、主人公は、前作主人公の後輩にあたる「小倉たまこ」にバトンタッチします。
七瀬ももこを始め、前作登場のメンバーは引き続き登場します。
本作からでも問題なく楽しめますが、漆黒の職場環境がインパクト無く登場するので、前作から読んだほうが楽しめると思います。

主人公・小倉たまこは、父が勝手に履歴書を送ったデザイン会社・P-DESIGNで面接をします。
社会人経験無い上、面接でろくに受け答えできなかったのですが、突然入ってきた社長の鶴の一声で採用されてしまう。
パンツマンがうろつく女子には険しい職場に、試用期間の内に辞めてしまえと考えるのですが、社員旅行先がマウナ・ケア山と聞き、踏みとどまります。
結果、社員旅行は無しになるのですが、そのまま流されるように、仕事をこなしてしまうという展開です。

たまこは、色気なし、天然パーマでメガネスタイルで地味なキャラですが、面接をした堂本に憧れを抱いてしまう。
一方で、発注元のパチンコ店で出会った宮下に気に入られてしまう。
本人は恋愛からは一歩引いて過ごしていて、それどころではない業務多忙の中にいながら、いつの間にか恋愛の渦中に飛び込んでしまいます。
前作では極悪な環境の中でさばく仕事のやりがいや生き方がメインで描かれていて、恋愛要素はおまけ感ありますが、本作の主人公は引くくらい能力が高く、メインは恋愛になっています。
どちらの生き方がどうというわけではないのですが、個人的には、前作主人公のももこは暴走気味に感じ、読んでいてハラハラしました。
行動が理知的なのに振り回されるたまこがかわいらしく、本作のほうが私は好みです。
とはいえ、作品としての雰囲気は変わらないので、前作で良かった方は本作も楽しめると思います。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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