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戦力外としてパーティから追放された主人公が、僻地の...

3.0

投稿 : 2022/10/04 22:53

状態 : いま読んでいる

戦力外としてパーティから追放された主人公が、僻地の領主となって活躍する話。

よくある追放系作品とは異なり、本作品では主人公の重要性は認めながらも、既に上位ランクのパーティであったためこれ以上育成スキルは不要であるという論理的な判断と、パーティ脱会の際には今まで稼いできた資産を分配する点が良心的な扱いでホッとする。ちなみに脱会した後も元パーティのメンバーとは良好な付き合いが出来ているって、珍しい設定だ。

主人公が訪れた僻地では村人たちがモンスターに怯える生活をしていたが、彼の持っている鑑定眼でモンスター退治に適している者を選び、育成して討伐するという展開。
建国モノにありがちな突飛なアイデアがなく、愚直に実力を付けて領地を整備していく真面目な作品。
なお、その村の女性の下着はふんどし、またはノーパンのどちらという文化らしい。

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本編内容からずれるが1つ琴線に触れたことがある。
作中で冒険者達の活躍を描いた雑誌が登場するが、そのタイトルが『冒険王』!
このネーミングってすごくない?冒険者をテーマにした雑誌名としてこれはストレートに刺さるよね。ってそういうことを言いたいんじゃない。

若い人はご存知ないと思いますが、1949年から1983年にかけて『冒険王』っていう月刊漫画雑誌が秋田書店から発刊されていたんですよ。
『冒険王』?知らねーな…という人は改めて『宇宙戦艦ヤマト』(ファーストED)、『機動戦士ガンダム』(ファーストOP)、『超時空要塞マクロス』(ファーストOP)のテロップを見て欲しい。「連載 冒険王」ってしっかりと書かれているから。
そういう歴史ある雑誌の名前をもう一度目にすることが出来てとても嬉しい。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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