
「ステータス・スカウター」という冒険者の実力を数値化できる道具が発明されたことにより、低数値の冒険者を追放するのが世の中の流れとなったファンタジー物。
※蛇足だが、"スカウター"という名称は『ドラゴンボール』がオリジナルであり、当時鳥山明氏が商標登録していたら今頃は独占できたのに…と思う。
主人公はスカウターに表れない隠しスキルを見ることができる「鑑定眼」の持ち主であり、隠しスキルを持っている冒険者を集めて最強ギルドを作るという『 追放されたS級鑑定士は最強のギルドを創る』(2021年)と同じ内容である。主人公は数値至上主義に反対しているが、やっていることは隠しスキルの有無で実力を評価しているだけの話。
じゃあ本作品は全くダメなのかというとそうでもない。間違いなく『 追放されたS級鑑定士…』よりは良い。
1. 『 追放されたS級鑑定士…』では優れた潜在能力を持っている「一流の原石」だけを選りすぐっていたが、本作品では数値が低くても正当な評価を受けられる世の中にしたいという考えで、どんな人でも何かしらの良いところはあるというスタンスなため読んでいて気持ちが良い。
2. 追放された冒険者達は今までの理不尽な扱いに憤っていたり落ち込んでいたりするものの、基本的に前向きな思考の持ち主ばかりであり応援したくなる。
3. 絵が綺麗 ← これ一番大事
主人公が一人目の女冒険者に出会った際に最初にしたことは、彼女の装備を新調して可愛い服を買ってあげたこと。もちろん「似合っていて綺麗だよ」のセリフ付きってイケメンすぎるというか、セクハラというか、職権乱用では?
ちなみにこの服、ふんわりスカートで花びら模様が付いたドレスアーマーで頭のリボンも相余ってメチャクチャ可愛い(第1巻表紙参照)。うん、やっぱり可愛いは正義だよな。
サンキュー
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