陰キャメカオタクの主人公(男子高校生)が一人暮らししているアパートへ、憧れのクラスメイト美少女が転がり込んできた。

実は、彼女はハニートラップ用に開発されていたセクサロイドだったという驚愕の事実で、半分故障してしまったために高校のロボ部部長である彼のところへ修理してもらいにやってきたという導入部。
無事に修理されたヒロインは、この秘密を口外しないようにと彼を性的に籠絡するべく迫ってくる。

いきなり押しかけてきたセクサロイドとの同居生活という意味で『ユリア100式』を思い出すが、本作品は月刊アクション連載だが対象は少年誌向けのソフトな内容。

たとえば、ヒロインはソフトウェア的に「未成年」に設定されているため18禁情報にアクセスすることが出来ず、セクサロイドにもかかわらず性知識が全くない状態。それ以前に男性器も見たこともないという状況で、彼のモノを見て「なんでこんなの生えているの？」というレベル。

となると、全く未経験のセクサロイドに手取り足取り色々教え込むとか夢のような展開がありそうだが、主人公は「えっちなのはいけないと思います」という紳士的なよくあるパターン。
そんな感じで同居生活が始まった彼と彼女のドタバタラブコメ。

気になるのは、ストーリー展開がやたらと遅いこと。回想シーンばかりでなく、前回までのあらすじみたいなのもたっぷり入っているがそんなの読者は待ってないから、どんどん新しい話を進めてほしい…

本作品一番のポイントは画力の高さであり、ヒロインがめちゃくちゃに可愛い。
ストーリーにイライラすることはあるが、これらを打ち消してしまうほど絵が綺麗！ちなみに電子書籍では全ページフルカラー。
今後の展開に期待したい。