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とある中学校の3人の少女たちが集まって作った同好会...

4.0

投稿 : 2024/06/30 08:48

状態 : 読み終わった

とある中学校の3人の少女たちが集まって作った同好会・通称「あそ研」を中心にした日常系マンガ。
元気でかわいらしい女子中学生たちが、ブリーツスカート翻し、楽しいことやちょっとドキドキすることをしてみる耽美な世界観です。

中心になるのは名家の令嬢・本田華子、スポーツ万能で学業も学年二位という彼女だが、友達ができないという悩みがあった。
そんな折、金髪碧眼の美少女・オリヴィアが転校してくる。
カタコトしか日本語が話せない彼女に興味を持った華子は彼女と一緒に過ごすようになるが、そんな二人を寡黙な少女・野村香純が叱責するのだが、そんな香純も巻き込んで、三人は日々を過ごしてゆく。

可憐な少女が微笑みかける、さながら、乙女の園に続く扉のような表紙を開くと美しい世界広がる、と思いきや、その数ページ後には暴力ネタと下ネタ、勢いだけのギャグと電波で彩られたギャグ漫画が広がります。
実は本作は、公式からも注意喚起が出るほどの表紙詐欺マンガで、この美しい表紙は仮の姿となっています。
華子はコミュ障でリア充に憧れ、パリピっぽいという理由で"あそび人研究会(通称:阿蘇研)"を作ります。
何をするのかもわからないそんな同好会認可されるはずもなく、不法占拠していた部室を生徒会に追い出されそうになるのですが、部室を使いたい将棋部を阿蘇研のフィールドで摩訶不思議に叩きのめす(物理で)のが序盤の展開です。
一応、最初は古式ゆかしいいろんなあそびが登場します。
あっち向いてホイとか、手押しずもうとか、ズック飛ばしなどのいろいろなあそびを取り上げる形でしたが、雰囲気がどんどんおかしくなります。
電波女の華子がアレな発言をして空気をかき乱し、英語の話せないオリヴィアが常識人ポジションとなってゆきます。
シュールでエキセントリックな展開が多く、引きつった笑いの出る作品でした。

ただ、中盤より、あそ研よりもおかしな集団、新聞部、美術部などが登場し、あそ研不在の回も多くなってゆきます。
肉体的なあれこれはないものの、ゆり的なカップリングが多く発生し、絡みのシーンも多いです。
加えて、ギャグか何かわからないシュールなやり取りが行われ、だんだんついていけなくなっていったというのが正直なところですね。
最後は多元宇宙で無限に殺されていたり、意外なキャラがロボットだったり、教師の血液で生きながらえる吸血鬼をある部が飼育していたりとひっちゃかめっちゃかのまま終わりました。
回によっては爆笑必至でとてもおもしろかったのですが、収集がつかないまま終わってしまった感じがあるのは残念なところです。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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