1 アラフォー賢者の異世界生活日記
連載中 巻数 : 6
- 作者 : 888 他
- 時期 : 2018年-
- 雑誌 : Comic Walker
- 出版 : KADOKAWA
あらすじ・ストーリー
とあるゲームでトッププレイヤーに上り詰めた40歳無職の大迫聡。彼はログイン中に起きた事故により死亡してしまうが、事故の原因となった女神から、ゲームのステータス込みで異世界に転生させられてしまう。
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1巻・・・・・・異世界転生無双系。転生後、森をさまよっている時に公爵と孫娘に知り合った。
アラフォーのおっさんがゲームの世界に入り込むいつものあれです 達観したキャラクターなのは分かりますが、現代人でおっさんなのに微妙にイキってるように見えるのがキツかったです 主人公が魔法世界で規格外で万能すぎて何ができて何が出来ないのかよく分からないので、やってることが無駄に手間をかけているように見えてしまいました 絵はもう一個の方がまだ良さそうで、こっちはキャラはかわいいですがその他は残念でした
同じ原作のコミックが、KADOKAWAとスクウェア・エニックスの2社から出ているが、本作品は先に刊行されたKADOKAWAの物。 コミカライズが2つもある理由は大人の事情なのかよく分からないが、他にも『薬屋のひとりごと』『魔道具師ダリヤはうつむかない』などの例もあるので、まぁそんなもんかなぁと。 内容は、中年のおっさんが没入型のバーチャルゲームをやっていたらそのままゲームの世界に取り込まれたといういつもの異世界転生パターン。ついでに言うと転生時にチート能力付加されて無双しまくりというお馴染みの話。 主人公はおっさんということもあってガッツクこともないが、斜に構えたひねくれた性格がナイスミドルというよりは中二病をこじらせたタイプのようでウザい。 そんな彼が出会ったのは貴族の娘(14歳)。何故か彼女は魔法が使えなかったが、原因は彼女自身ではなく利用していた魔法書の術式に悪意のある間違いが含まれていたことを主人公は見抜く。そこで彼はささっと術式を修正し晴れて彼女は魔法が使えるようになるが、これによっておっさんの好感度はダダ上がり!彼女は彼に陶酔し家庭教師になることをお願いする。 いいじゃん、こういうのって!美少女から先生、先生って呼ばれるのイイよね。 改めてスクウェア・エニックスとの違いを記す。 【良いところ】 ・ストーリーが丁寧。例えばヒロインの兄が登場した際の異常行動の理由がきちんと説明されているなど、原作のポイントをしっかり把握している。 ・漫画好きの琴線に触れるであろうパロディやオマージュが含まれていて笑える(但し、中高年向けの古いネタが多いが…) 【悪いところ】 ・画力がイマイチ。魔法陣も手抜きっぽくてテキトウ感が否めない。 ・ストーリー展開が遅い。先に刊行されているにも関わらず後発のスクウェア・エニックスの方が話が進んでいる。 ・実は原作小説自体、不要と思われるサブキャラが多数出てストーリーが複数分岐していて分かりづらいが、本作品は原作に忠実なあまり無駄なエピソードが多すぎる。 ・女傭兵の一人が原作そのままに肉食系ショタコンで苛立たしい。誰得? と、散々けなしておいて申し訳ないのですが、パロディ部分が面白いので個人的にはこちらが好き。 また原作の忠実なコミカライズを期待するのであれば、こちらをお薦めしたい。