1 兎が二匹
完結済 巻数 : 2
- 作者 : 山うた
- 時期 : 2016年
- 雑誌 : 月刊コミック@バンチ
- 出版 : 新潮社
あらすじ・ストーリー
主人公・稲葉すずは、不老不死の体をもつ。約400年間の辛い過去を思い出しては苦しみ、常に死を望む。恋人の咲朗には自殺の手伝いをさせていた。咲朗はすずに、共に生きるよう懇願するが、すずは確実に死ぬ方法を模索する。
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元はネットに無料公開している漫画が連載化された作品。 本作の1話目にあたる話が現在も公開されているので、レビューとか読む前にそっちを読んだ方が手っ取り早いのではと、思わないでもない。 なお、公開されている1話目だけでも話は完結していますが、結構後味が悪い感じで終わります。 まぁコミックスがハッピーエンドかというとそれは意見が分かれるところではあるのでしょうけども、少なくとも公開されている話では悲しいだけの終わり方になっているので、読んで気になった方はコミックスを読むと少しは救われた気分になると思います。 毎日自殺の手伝いをすることを条件に同棲している、死ねない肉体を持った398歳の女性(見た目は20歳前後)「稲葉すず」と、19歳の男の子「宇佐見咲朗」が主人公。 泣きながらすずを絞殺する咲朗のショッキングなシーンから始まるので、猟奇的な話かと思ったらそうでもなく、切ない悲しい話でした。 1話目で話のアウトラインが語られ、2話目以降でそこに至る経緯が述べられるスタイルです。 そして、公開されている話の先が語られ、ラストは読者におまかせする終わり方になっています。 どうしようもなく悲しみで終わるよりは希望をもたせるような終わり方となるので、コミックスも読むことをおすすめします。 一点、本作にはすずを長年研究していたという「間戸」という研究者が登場し、彼は物語上かなり重要な情報を持つ人物なのですが、どうしても本作では浮いているように感じました。 見た目が若すぎるためか、研究がすごい割には研究所の規模がしょぼいためか、この科学者だけはチープさを感じて、今までの切ないストーリーに中学二年生的成分が投与されたような気がしました。 私的には、この科学者はキャラクター立てされていないほうが良かったと思いました。 独特の雰囲気、間を感じさせる作品です。 キャッチーとは言えず、わかりやすい絵やストーリーが好きな方には受けない内容と思います。が、ハマれば、悲しさで死んでしまう弱い二匹の生き物に生きる希望を与えた、いつまでも、いつまでもいつまでも続くストーリーに惹き込まれることと思います。
不老不死という設定を、ここまで感動に繋げられる作品を他に私は知りません。 「永遠を描くことで一瞬の儚さを表現したかった」という作者の言葉通り、 不老不死の主人公が人と出会い、別れる様はとても胸にしみます。 この作品の真骨頂はラストではないでしょうか。 それまでの設定、展開が見事に収束して、底なしの喪失感がずっと心に残ります。
心にずっしり来るお話でした。 読み終わった後、もやもやした気持ちになりましたが、 読んでよかったとも思いました。
2 角の男
完結済 巻数 : 2
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