人を殺してしまった青年と、孤独な３０代の女性の切ない話し。
子どもの頃に自分の家に放火をして妹と孤児院に入ったが、身体の弱かった妹は無くなってしまい天涯孤独。暴力団が絡んでいた売春のデータが入ったフロッピーを恋人と盗んだが、その恋人は暴力団が付けた監視役。
その恋人に裏切られた事で殺してしまい、警察によって逮捕されたのですが、トイレから見えた桜の花に見せられた署を脱走してしまいます。
逃げ込んだ家の一人暮らしの女性に助けられ、二人で逃亡生活を送って行くうちにお互いに離れられない気持になります。
青年は、過去のトラウマでセックスが出くなく、女性は父親から性的虐待で男性不信。
そんな二人はお互いが大切な存在になるのですが、暴力団に重要なデータが入ったフロッピーを取引する時に青年は背後から銃で撃たれてしまいます。

ただの犯罪漫画でもなく恋愛漫画でもない、心の空洞を慰めているような二人に切なさを感じました。