後悔しない生き方…って、人のせいにしないってこと…？

正直いって、男性にはとっつきにくい絵柄だと思います。勧められて読み始める前、一巻の目の大きいナツの表紙みて、ほとんど期待なしに読み始めました。実際、古いタイプの少女マンガ的なキャラになれるまでは、しばらくかかりましたが、慣れるより前に物語の中に引き込まれていきました。最初の絵の印象からは正直ここまでの物語になるとは手に取ったときには思わなかったです。

読み始めて思ったのは、米国のドラマLOST。サバイバル。キャラクターとサブストーリーの重なりで、さらに伏線が伏線を呼ぶ。めまぐるしく変わる視点。交錯するキャラクターたち、などなど、共通点は多いと思います。（ちなみに田村先生の名誉のために７SEEDSの方が、先に発表されています。僕が読み始めたのがLOSTの後ってだけで）人間ドラマの書き方が非常にうまく、ある意味ときには情け容赦のないサブストーリーを放り込んできたり、どうしようもない汚い人間性を描ききったり、その中だからこそ人の素晴らしさが生きてくるときにはカタルシスがあります。

特に男性の方、是非一度お手に取ってみてください。少女マンガへの見方変わりますよ