麻雀はやっぱり運だよねってことを僕らに教えてくれる麻雀漫画。
麻雀漫画のキャラで最も強いのは誰かという議題に必ず名が挙がる竜。
その神がかり的な運はもはや強運というレベルを超えた神運。
本作は明るい麻雀漫画ではなく所謂極道の世界を舞台にした麻雀漫画。
その神運故に極道のお偉いさん方にモテモテの竜。
なんとしても己の手元に置いてその運にあやかろうという思惑の中での竜争奪戦が繰り広げられる。
清清しいまでの鳴き麻雀が竜のスタイルだがほとんど運という名のチート能力で勝ち続けているので間違っても見て
勉強になるようなタイプの漫画ではないが濃い登場キャラたちが犇く独特の世界観は中々見入る。
寡黙だが口を開けば数々の名言を生み出す主人公竜もいいが個人的には竜とは対極に位置する面前麻雀の雨宮が
作中最も好きなキャラだ。
当時雨宮に影響されて面前に拘った麻雀もした覚えがあるが当然勝率はすこぶる悪い。
３日も持たずに止めた。
極道絡みの麻雀ということで万人には受けにくい（そもそも麻雀漫画が万人受けではないが）がそれほど長くはない作品のはずなので取り合えず１巻だけでも目を通してみるのもそう悪くはないかもしれない。
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