近未来。
宇宙ステーションにある大学「アカメディア」を舞台に、「ムシ」という小さなタイムマシンにまつわるオムニバス作品「ムシシリーズ」の一遍。
本作には表題作「マリー・ブランシュに伝えて」と、続編かつ完結編である「ディア・シェアラ」が収録されています。
アカメディアの学生「シェアラ」はご先祖様の遺言により、幼馴染のリーとの結婚が生まれる前から決められていました。
リーのことは嫌いではなくむしろ好きだと思うのですが、「遺言によって決められた結婚」が気に食わないシェアラは、リーの「別に結婚なんて大したことじゃない」という態度が気に入りません。
そこで学祭のゴタゴタに紛れて「ムシ」を勝手に起動させ、ご先祖様に文句を言いに行く…というのがメインストーリーになります。
何を書いてもネタバレになってしまうので一言だけ。泣けます(´;ω;`)
元々は、私が当時流行っていた「ああっ女神さまっ」に初めてハマり、オタクになりかかっていた時、周りの友達が面白がって色々な(自分の趣味の)本を自分に貸してくれたことがありました。
その中で一番衝撃を受けたのが本作で、返してから秋葉の本屋に探しに行ったことを覚えています。
思い出の一冊です。
古い本ですが、今はムシシリーズがまとまって「インセクター・シンドローム」「アカメディアの冒険者」という二冊の文庫本で販売されています。
本篇は前者「インセクター・シンドローム」に収録されています。
サンキュー
このレビューは参考になりましたか?
『フォロー』ボタンを押すと、この人が新たにレビューを書いた時に、アナタのマイページに通知され、見逃す心配がなくなります。 マンガの趣味が合いそう、他のレビューも読みたいと思ったら、とりあえずフォローしてみましょう。
マリー・ブランシュに伝えての感想/評価はユーザーの主観的なご意見・ご感想です。利用規約を参考にあくまでも一つの参考としてご活用ください。
マリー・ブランシュに伝えての感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。