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範馬刃牙の続編。 バキシリーズの4作目で、新章と...

4.0

投稿 : 2019/12/08 18:14

状態 : 読み終わった

範馬刃牙の続編。
バキシリーズの4作目で、新章となっています。

前作「範馬刃牙」ラストで、なんとなくスッキリしない形で範馬勇次郎を下した範馬刃牙、及びそれを見守った格闘家達は日常に退屈していたが、一方で得体のしれない予感を感じ、鍛錬の日々を送っていた。
ある日、刃牙は極限までのトレーニング後のまどろみの中、何か大きな鼓動を感じる。
同時期、東京スカイツリーの地下にある極秘研究所で、徳川光成はある計画を成功させる。
それは世界に名だたる剣豪、疑うことのない最強の存在である"宮本武蔵"のクローンを造るという計画で、それによって現代に蘇った武蔵と格闘家達が相まみえるというストーリーになっています。

私、一応、範馬刃牙までは読んでいて、ラストが結構がっかりだったので一度切ったんですね。
そこで次回作が 「宮本武蔵をクローン技術で復活させる話」 と聞いて全く期待ができず、手遅れになる前に終わらせたほうがいいのではと思っていましたが、読んでみると意外に良かったです。なるほどねー。
人体の先端を刃物にして切り刻むやつとか、土煙で姿を透明にするやつとか、刃牙のキャラクターって変態揃いですが、そんな中、宮本武蔵が入っていけるのか?と思いましたが、Fateで呼び出される英霊レベルの能力者が出てきました。
伝説が誇張され、伝えられる武器が宝具になる辺りもFateっぽい。
ただ、刃牙シリーズはファンタジーですがファンタジーではないので、論理的には人体で可能の業しか使いません。
そういう意味で、単純な強者同士のぶつかり合いをするシーンは、やはり描くのがうまいなーと思います。
割とワンパターンなのですが、読んでいて飽きはなく、続きが気になる内容でした。

過去作のキャラクターが普通に登場するので、読み始める場合、グラップラー刃牙から読みすすめるのがおすすめです。
ただ、作中武蔵に挑むのは、当然ながら限られたキャラクターのみなのは残念なところです。
個人的ベストバウトは武蔵vs花山です。
なお、最終戦は武蔵vs刃牙ですが、最終回はやっぱりなんかがっかりな幕引きでした。
正直、主人公の刃牙はシコルスキーをボコにしたあたりがピークだったんじゃないかなと思ったりします。

最後は次回作「バキ道」に続く終わり方になっています。
次は、野見宿禰だそうですが、うーん、まぁ読んだらなんだかんだで面白んでしょうけど、そろそろまた最大トーナメントが見たいなと思います。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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