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心的外傷後ストレス障害を抱え、古いビデオカメラを持...

3.0

投稿 : 2021/06/13 00:59

状態 : 読み終わった

心的外傷後ストレス障害を抱え、古いビデオカメラを持ち歩き撮影する男子高校生と、その周囲の人物達の話。
苦悩は語られず、各々のそれを指し示すエンドロールさながら切り取られたシーンが続く。

プラグマティックで心憂いトラウマにばかりフォーカスされ、結果的に立ち直る光景は描かれず、
突然周りが立ち直ったとしか考えられないエンディング。

一番印象的だったのは、
「似ている人」と向き合い、対峙した時に主人公が真正面に描かれること。
レンズ越しで現実と分離した様に過ごし、
「似ている人」がトラウマを受け止めて前進する様を見て、
自身も漸く答えを見つけようとレンズに写ろうとする様。

サンキュー

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