蛮族との戦いに敗れ捕虜にされた姫騎士(26歳)。「命乞いなどしない。煮るなり焼くなり好きにするが良い！」とイキガッたところ、蛮族のボスに「わしの嫁になれ」と求婚されたのが本作品タイトルの由来。
当初は蛮族に敵意を抱いていた彼女だが、意外にもボスはイケメンで紳士の好青年(18歳)だったり、未開の地と蔑んでいた蛮族の国が自然に満ち溢れた豊かな大地であったとか、今まで剣の道しか知らなかった彼女にとって驚くことばかり。
そんな彼女のドキドキ生活を愛でる漫画。
彼女を取り巻く蛮族の人々は善人ばかりで読んでいて安心できる。ただ逆に言うと毎回同じような展開ばかりで飽きてくるのが欠点。
個人的に気になっているのが作画であり、荒っぽく力強さを感じさせる画風である。具体的に言うと『からくりサーカス』などの藤田和日郎氏の絵によく似ているが、何か関係あるのか？
作者のコトバノリアキ氏は本作品が商業出版1作目に当たるので、これからの執筆活動が楽しみである。
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