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※何回見ても「マジカルエミ」と読んでしまうのは俺だ...

5.0

投稿 : 2023/03/28 23:58

状態 : いま読んでいる

※何回見ても「マジカルエミ」と読んでしまうのは俺だけか?

主人公は就活中の女子大生(童顔ツインテール)。彼女が企業面接している最中、突然現れた"怪異"によって面接会場はメチャクチャに… すぐに怪異退治を生業とする魔法少女が来ても予想以上の敵の威力に太刀打ち出来ず危機に陥ってしまう。そこへ正義感あふれる主人公がサポートに入り無事に"怪異"を倒す…というのが導入部分。(単行本第1巻表紙で雰囲気が分かると思う)

なしくずし的に株式会社マジルミエに就職することになった彼女だが、研修期間もなくいきなり出撃するというお馴染みのパターン。魔法については素人の彼女だったが、直前までマニュアルを熟読するという真面目な性格と記憶力の良さから、戦闘中に魔法ホウキの隠し機能を思い出してぶっつけ本番で魔法を実行して社会人一日目を勝利する…

という感じで、出だしは魔法少女モノというよりは巨大ロボットに無理矢理乗せられる一般民間人的な話であり、この展開はとても泣ける。

また本作品では魔法少女モノでありながら怪異退治というビジネスの面にも焦点を当てているのが特徴である。例えば、事前に作戦を立てようとする主人公に対して「まずは現場を見てこい」と指示したり、自信のない部下に対しては「弱い部分は別の人間が埋めればいい、それが会社だ」とアドバイスしたりと、この会社の社長の言うことがとてもわかり易く、ビジネス入門書としても成り立つのではと思うほど名言が出てくる。

なお本作品は『少年ジャンプ+』で無料公開されているというのも素晴らしい。『SPY×FAMILY』同様いつの日かアニメ化されることを期待したい。

- - - 2023/03/29追記 - - - -

以下に本作品の特徴を箇条書きした。参考にしてほしい。
・魔法はソフトウェア工学の1つでプログラムにより実行される。
・魔法少女は魔法によりコスチュームが変わるだけで中の人は変わらず。
・魔法ホウキは空を飛ぶための機械であるばかりでなく、魔法(=プログラム)を実行するための情報機器でもある。
・魔法少女は社会人女性しかなれない。※以前は未成年の"少女"でもなれたという設定あり
・日本には怪異退治を目的とした魔法少女企業が500社以上が存在している設定。
・主人公が就職した株式会社マジルミエは総勢5名のベンチャー企業。

この中で一番の特徴は"魔法はプログラムである"ということで、株式会社マジルミエはこのプログラム作成に長けた企業であり、戦闘中にコーディングして魔法ホウキへ転送をするという離れ業ができる凄腕プログラマーが在籍している。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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