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主人公は商社に勤める37歳独身男性のサラリーマン課...

4.0

投稿 : 2024/04/11 22:56

状態 : 読み終わった

主人公は商社に勤める37歳独身男性のサラリーマン課長。帰宅してのんびりしているところ、いきなり異世界へ召喚されてしまう。戸惑う彼だったが、そこで改めて20年前にも同様にこの異世界に召喚されていたことを思い出す。

ということで、これが本作品タイトルの由来。原作はなろう(2018年)で、商業書籍化に続いてコミカライズ(2021年)された。

召喚した女神様曰く、今回も20年前同様にこの世界を救ってほしいとのこと。また勝手なことを言いやがって…と愚痴をこぼす主人公だったがまんざらでもない様子。まぁそれなりのチートをもらって20年前もやりたい放題だったようだ。

課長らしく彼は異世界でもスーツを着ている。スーツを着ること自体『世界最強の後衛 ~迷宮国の新人探索者~』(なろう2017年、コミック2018年)、『神さまSHOPでチートの香り』(なろう2016年、コミック2018年)など色々あるが、本作品でのスーツは「強化」「修復」の加護が施され、メガネには「翻訳」「弱点看破」が付与されているなど作品上の工夫がある。

そんな彼が最初に出会うのは野盗に襲われている神官の娘(16歳)。無事に助けた後、ギルドへ行って冒険者登録するとかテンプレ通りの展開が楽しめる。

どこかで読んだようなストーリーが続くが本作品の特徴はまず神官の娘が可愛いこと。本当に純粋無垢というか穢れをしらない理想的な少女だ。他のキャラクターも魅力的だが、彼が20年前に親交のあった仲間との再会とか話が広がっていくのもいい。
漫画として一番の特徴は絵が綺麗なことで、読んでいてとても気持ちがいい。

そんな本作品だが全5巻で終わりというのが一番の問題だ。話も広がってきてこれからますますという段階での打ち切りがとても残念である。
打ち切りの直接の原因かは分からないが、原作者である銀麦氏が2020年11月頃に逝去されているのがショックである。最終巻の最後のページは銀麦氏への弔辞っぽく締められてとても悲しい。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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