
「みつどもえ」、「僕の心のヤバイやつ」などを描いた桜井のりお氏のギャグ漫画。
みつどもえと並行連載していたのですが、みつどもえ連載終了、その後、僕の心のヤバイやつとも並行して連載されていました。
みつどもえより少し年齢が上がり、とある中学校が舞台になっています。
主人公の森繁ちとせは、内気でお友達がおらず、そんなちとせのため、科学者の父・ひろしは、どこからか女の子を連れてきます。
父の見た目はどう見ても不審者であるため、その女の子・炉端イチカをどこからか誘拐してきたのではと訝しむちとせですが、実はイチカは、ひろしによって開発されたロボットでした。
必死で自分がロボットであることをアピールするイチカですが、首や腕が取れるわけでもなく、着脱式の乳首を見せても信じてくれない。
そんなちとせとイチカのスクールライフを描いたものとなっています。
最初はロボットであるイチカの、ロボットゆえのイカれた行動から騒動になる展開ですが、みつどもえ同様、序盤からクラスメイトを中心に登場人物の方がイカれ始めます。
生粋の痴女「高嶺マリエンヌ」が登場し、イチカが痴女の副会長となってからは特に全裸シーンが多数登場、気がつけば条件反射で全裸になるという激しい作品です。
ただ、恥じらい的なところが少なく、終盤はガチレズがオープンになるため、逆にエロさは感じられませんでした。
序盤にちとせは美術部に入部、以降は舞台の中心が美術部になります。
年月が経って先輩が進学し代替わりをしたり、学園祭のための絵を準備したりするなど、中学校美術部メンバーを中心にした日常系作品に近いと思います。
ただ、人前で全裸になることが日常の一貫だったり、途中で心は男性だけど見た目が女性の妹ロボ「緋村歩鳥」が登場し、見た目が女性なのをいいことにセクハラしまくるという、オープンすぎるとことがあります。
みつどもえ同様、人を選ぶ作品だと思いますが、ロロッロの方が非日常性が高くリアリティがあまりない点、個人的にはみつどもえの方が好みですね。
全7巻とやや短めです。
ラストは唐突に数年後に切り替わり、社会人となったメンバーとセクハラな大作を仕上げる終わり方になります。
打ち切り説もあったのですが、僕の心のヤバイやつが好評となり、並行して連載するのが厳しくなったのではないかと思います。
ノリはみつどもえと同じでテンポよく読みやすい良作だったので、7巻で終わったのは惜しまれます。
サンキュー
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