
いじめ というテーマがクローズアップされがちだが、この漫画の主題は他者を認めること、自分を認めることだと思う。
退屈が嫌いな小学生の男の子の主人公は、転校してきた耳が聞こえない女の子に興味を示し、あらゆるいたずらをする。
それはエスカレートしていき、いじめとなっていく。それとは別に耳の聞こえない彼女とのコミュニケーションが大変でクラスメイトたちは匙を投げていた。そのため孤立していた。
実は、クラスで彼女に関わっているのはいじめているショウヤだけだった。だから、ひどいことをされても友だちになろうとした。だが、手話のため伝わらなかった。
ショウヤはショウコの補聴器を8回、紛失または、壊す。そのことで学級裁判となり、ショウヤはクラスから孤立、そして仲の良かった友だちからいじめられるようになる。
高校生になり、命を賭けてかつていじめたショウコに会うことにする。そこから物語がスタートする。
ショウコは耳の聴こえる自分を夢見ていた。そして、家族や他人に迷惑をかけない普通の生活ができることを。
しかし、それは努力してどうにかなる問題ではなかった。彼女の努力は二度不発に終わり、二回自殺を考えている。
ショウヤは仲の良い友だちに裏切られたのがショックで、他人とのコミュニケーションを断絶させていた。
その中でショウコとの和解をすることによってこのトラウマをどうにかしたいと考えていた。
サンキュー
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