
これ掘り出し物ですよ お客さん。
タイトルがどこか量産型ラノベっぽくて安っぽい内容なのかと思いきやとんでもなく切なく綺麗な物語だった。
人生に希望を見出せない主人公がふとしたことから寿命等を買い取る店の存在を知り3ヶ月だけ残しあとは売り払ってしまう。
残された時間の中でやっておきたい事。
逢って話したい人などをメモに書き実行しようとする主人公。
自暴自棄になり犯罪に走らないよう店側から派遣されて来た監視員との関係。
大体こんな内容だがこれが実に面白い。
先が気になって仕方ないので全3巻と短いこともあるがおそらく一気に読んでしまうかもしれない。
面白いとは言ったが基本的に明るい話では無いのでそこは勘違いしてはいけない。
酷く虚しく救いのない展開が割りと続くんでそういうの苦手な人には駄作に見えてしまうかもしれないがそういう所にも面白さを見出せるような人なら本作品は地味な名作にも成り得るかもしれない。
監視員の女の子との関係もこの作品の魅力の1つ。
すぐに恋愛に走らせたがる作品も多い中主人公とこの子の距離感は絶妙で妙に心地よい。
そもそも主人公には今は離れてるが大事な幼馴染がおりこの辺りも含めて恋愛関係がどうなるのかも興味を惹く内容だった。
救いの無さそうな物語だが最後くらいは救いはあるのか無いのか。
それは実際に読んでから確かめてみましょう。
号泣するような物語では無いと思うが軽く涙腺には来てしまう。(特にラストらへん)
そんな作品。
サンキュー
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