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「ぼくらの」同様死生観の物語。 特に共通している...

4.5

投稿 : 2020/07/26 03:33

状態 : 読み終わった

「ぼくらの」同様死生観の物語。
特に共通しているのは、死ぬのは簡単生きるのは難しいというもの。

氏の作品では非常に簡単に人が死ぬ。でもそれは死を適当に描いたものではない。
重く描こうとかサラッと描こうとかそんな表面上で捉えていない。
ただそうなるべくしてそうなったと言うだけの話。

話の大筋は、起承転結どれを取ってもありきたりなSFだけど、作者独自の味付けが濃いことこの上ない。
哲学が重くのしかかり、残酷にも優しく問いかけてくる。
その哲学を支える残虐な描写とショッキングな展開。
有名なもので言うと豚食いとノリ夫のシーンだが、これはネタバレを見ずに初めっからしっかりと読んで楽しんで欲しい。

さて見る人を選ぶ大傑作だが、つまりは他に代替のない名作でもある。
漫画読みならば抑えておきたい一作。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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