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ジョジョの奇妙な冒険 第6部。 "黄金の風"終了...

4.0

投稿 : 2021/12/16 23:30

状態 : 読み終わった

ジョジョの奇妙な冒険 第6部。
"黄金の風"終了から、少しの休載期間を得た上での連載で、掲載誌は週刊少年ジャンプです。
"ファントムブラッド"から続いていたコミックのナンバリングは本作で一旦リセットされ、『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』というやや長めなタイトルとなります。

主人公は、3部の主人公「空条承太郎」の娘「空条徐倫」。
ジョジョシリーズでは現時点で唯一の女性主人公ですね。
舞台はアメリカ・フロリダ州の"グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所"。
無実の罪でそこに収監されてしまった徐倫(通称: ジョリーン)は、父から受け取ったペンダントに仕込まれていた矢の破片によってスタンドに目覚め、過去の血の因縁から自分を狙う敵と戦うという展開です。
敵は3部以来のDIO関係で、主人公も承太郎の娘ということで"血の運命"を想起させる内容となっており、ジョジョファンには嬉しい設定です。

キャラクターは非情に個性的です。
ただ、ジョリーンとエルメェス、F・Fは友情で結ばれている感じがありますが、それ以外は利害の一致という感じがしました。
そういう意味で、過去の作品と比較すると、仲間同士が手を取り合って敵と対峙するイメージが薄く、異質な感じがあります。
また、以前からそういうきらいはあったのですが、本作は特にスタンドの能力が複雑でわかりにくいです。
主人公のスタンド能力は糸になるというもので、序盤は糸の能力を上手に使って窮地を脱する展開は楽しく読めたのですが、中盤以降は何が何やらわからなくなったというのが正直な感想です。
メビウスの輪になったから裏返らないとか、なぜかカタツムリが大量発生して主人公もカタツムリになるなど、展開がとても突飛です。
ジョジョシリーズの人気度的にもあまり高くなく、「結局どういう話なの?」という作品になってしまっている感じがあります。

ただ、エルメェス兄貴の「もうあげちゃうわッ…あたしのパンティー!」、プッチ神父の「落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…」など、有名なセリフも多いです。
ジョジョファンは当然押さえておくべき作品だと思います。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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