とある高校の生徒全員が異世界へ転移した。主人公(高2男子)は何も出来ない足手まといと思われていたが、実はモンスターをテイム出来るチート能力を持っていたという設定。
彼が最初にテイムしたのはご存知スライム。ファンタジー物では、スライムは捕食した相手のスキルを自分のものに出来、更に相手の姿に擬態できるという設定がよくあるように(例:『転生したらスライムだった件』)、本作品のスライムにも同様の能力がある。
で、主人公がそのスライムに捕食させたのは「暴漢に襲われ自害したクラスメイト女子の遺体」ってヤバくない？
クラスメイトの容姿・記憶を受け継いだスライムを眷属にして異世界を生き抜いていく話って中二願望ダダ漏れ、さすがなろう原作。
ストーリーはかなりウザい。凝った展開にしたいのか紆余曲折してとても読みづらい。特に第10巻後半のやり取りはイライラした。『ありふれた職業で世界最強』『盾の勇者の成り上がり』(どちらもなろう原作)のように「作者の都合」で話を盛り過ぎていてとても不快だ。というか、原作者自分に酔っていないか？
表紙の絵は綺麗なのだが、本編の画力は同人誌レベル。コマ割りも単調で読むのがつらい。
サンキュー
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