ケチのつけようのない、完璧で最高のラブコメ作品のひとつ。

だと、個人的には思っています。同意して下さる方も、そう少なくはないはずです。
話の転がし方がうまい、作画も（多少の好みはあるでしょうが）うまい、キャラも魅力的、実際に笑える。
胸を張っておすすめできる作品なんですが、漫画好きなら大抵とっくに読んでる作品でもあります。

実は私、朱美さんの「めんどくさい女。」との一言に、首がもげそうなほど同意したんですよ。よくぞ言った朱美さん！とスカッとした記憶があります。響子さんは実際にはめんどくさいんです（朱美さんの、めんどくさい発言の前の言葉がそのままその理由です）。でも、そのめんどくささは響子さんの人格形成上必然の結果で、いやめんどくさいからこそ素敵、むしろ「響子さんをめんどくさいとは何事！」と多くの男性に支持されてしまうキャラの魅力、そういうのが全部作者の計算だとしたら、空恐ろしくもあります。
（ちなみに、私はこの作品に「嫌いなキャラ」がいません。響子さんも美人でグラマーでちょっと天然でかわいくて好きですよ。めんどくさいけどね）

なんとか無理くりにでも難癖をつけるとすれば、「昭和」ってとこでしょうか。その辺を若い人がどう思っているのか、ちょっと興味があります。