
2006年に刊行された『鈴木式電磁気的国土拡張機』の増補版。元が同人作品を集めた短編集なのでとても難解である(褒め言葉)。※作者あとがきでも全年齢向けでは本作品が一番難しいとなっている
タイトルにある「国土拡張機」とは箱型の異空間を形成出来る機械であり、日本の国土を広げる目的で昭和5年から28年まで秘密裏に開発されていたという設定になっている。
本ストーリーは昭和58年の夏に偶然この異空間に取り込まれた女子中学生が、おっぱい丸出し・ふんどし姿になって謎に挑む話。
↑
という感じで、これだけでワクワクするか、ワケがわからんと諦めるか読み手を選ぶと思う。
ちなみに「国土拡張機」はその後「空間穿孔機」→「遷移点」と技術的に進化していくが、これらも本短編集に収められているので読み応えがある。
但し、粟岳高弘氏おなじみの「起承転」だけ描いて、後は余韻を楽しむようなものが多い。またSFと全く関係ない作品もあるのでちょっと注意して欲しい。
サンキュー
このレビューは参考になりましたか?
『フォロー』ボタンを押すと、この人が新たにレビューを書いた時に、アナタのマイページに通知され、見逃す心配がなくなります。 マンガの趣味が合いそう、他のレビューも読みたいと思ったら、とりあえずフォローしてみましょう。
鈴木式電磁気的国土拡張機増補版の感想/評価はユーザーの主観的なご意見・ご感想です。利用規約を参考にあくまでも一つの参考としてご活用ください。
鈴木式電磁気的国土拡張機増補版の感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。