1 ぬむもさんとんぽぬくん
完結済 巻数 : 2
あらすじ・ストーリー
のどかな田舎町に突然あらわれた、ゆるくてかわいい宇宙人の「ぬむも」さんと「んぽぬ」くん。彼らと地元の少女たちとののんきな日々を描く、「まったり系」SFの傑作誕生!
描き下ろしの短編も収録!
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セーラー服・スク水の可愛い女の子と、ゆるくてかわいい宇宙人の「ぬむも」さんと「んぽぬ」くんとのSF(=少し不思議)な日常を描いた粟岳高弘氏の作品(2017年刊行)。 ただ、ゆるくてかわいいというのも見た目だけで彼らは「第5系列異星人」というガチのSF設定。他にも「第1から第4まで」の種族がいるといういつもの粟岳高弘ワールドをベースにしている。本作品では更に人造人間が出てきて話を盛り上げてくれる。 ちなみに人造人間の名前は「マロン2CX」…と聞いてピンとくる人は古い人だ(笑)。これって1989年に発売されたアップル社の「Macintosh IIcx」(当時価格5369ドル=現在換算75万円)のパクリだよね。 本作品は過去に出た同人誌をまとめた短編集ではあるが、同じ短編集である『いないときに来る列車』に比べると難易度が低くとっつきやすい。というのも全体を通して一貫したストーリーがあるので読みやすいからだ。 特に最後の「超光速航行実験宇宙機3号」に至っては、人類はついにここまで来たか!と感動するクライマックスでとても良かった。
2 いないときに来る列車
完結済 巻数 : 1
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セーラー服・スク水・ふんどし・腰みの・前張りの可愛い女の子が変な生き物やメカと暮らす日常を描いた粟岳高弘氏のSF(=少し不思議な)コミック(2015年刊行)。前作『たぶん惑星』と大きく違うのは本作品は同人作品を集めた短編集であることで、巻末で作者も「同人という通常よりマンガを読み込んでいる層向けのマンガゆえ 商業誌よりも説明は少なめに」と言っているようにちょっととっつきづらいところはある。 但し、収録されている各作品は、粟岳高弘ワールドとも言うべき共通の仮想日本を背景にしているので読んでいるうちにだんだん世界観が分かってくるのが気持ち良い。 もっともタイトルにある「いないときに来る列車」だけは独立したストーリーで、え?これで終わり?続きはないのか…と思ったが、このような「起承転」だけ描いて結論は読者の想像に任せるような余韻を楽しめる作品が多い。 本作品のメインとなるのは「斥力構体」というヤツで、「イオンクラフト」みたいなアンテナのような飛行物体に関係するもの。最近の人はあまりご存知ないと思うが、イオンクラフトとは昭和の頃はUFOネタとしてよく知られたアイテムで、最近では『シュタインズ・ゲート』で反重力リフターとして登場してくる歴史的存在。 前作『たぶん惑星』同様の"恒星間ゲート"も本作品にも出てくるので、『たぶん惑星』との共通点や相違点を見つけるのも楽しかった。※というか、よく考えないと設定がごっちゃになってしまう… また本作品には、のちの単行本で主役級扱いとなる「んぽぬ」くんとのファーストコンタクトも収録されている。「んぽぬ」くんが気になる方は是非『ぬむもさんとんぽぬくん』(2017年)も読んで欲しい。
3 鈴木式電磁気的国土拡張機増補版
完結済 巻数 : 1
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2006年に刊行された『鈴木式電磁気的国土拡張機』の増補版。元が同人作品を集めた短編集なのでとても難解である(褒め言葉)。※作者あとがきでも全年齢向けでは本作品が一番難しいとなっている タイトルにある「国土拡張機」とは箱型の異空間を形成出来る機械であり、日本の国土を広げる目的で昭和5年から28年まで秘密裏に開発されていたという設定になっている。 本ストーリーは昭和58年の夏に偶然この異空間に取り込まれた女子中学生が、おっぱい丸出し・ふんどし姿になって謎に挑む話。 ↑ という感じで、これだけでワクワクするか、ワケがわからんと諦めるか読み手を選ぶと思う。 ちなみに「国土拡張機」はその後「空間穿孔機」→「遷移点」と技術的に進化していくが、これらも本短編集に収められているので読み応えがある。 但し、粟岳高弘氏おなじみの「起承転」だけ描いて、後は余韻を楽しむようなものが多い。またSFと全く関係ない作品もあるのでちょっと注意して欲しい。
4 たぶん惑星
完結済 巻数 : 2
あらすじ・ストーリー
時は昭和64年夏。伯父さんの仕事の都合でとある惑星の堀之内新国土(行政区分上は日本国静岡県小笠市)に引っ越してきた松伏陽子。のんびりした静岡の風土と惑星の熱帯気候が交り合った不思議な空間で、陽子は中学校の友人たちとゆるやかで刺激的な日常を過ごすのだが──。タイムパラドックスもスペースデブリも暗黒物質も出てこない、あわたけ印100%のまったり近過去SFがいよいよ登場!!
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「ワケがわからない」とツッコミどころの多い粟岳高弘氏のコミックだが、本作品(2013年刊行)は商業誌に連載されていたこともあって分かりやすい。例えば重要なキーワードが枠外に解説されているので、粟岳作品に初めての人にお薦めしたい一冊だ。 明治時代、東海道本線のトンネル工事中に偶然見つかった異星人の遺跡"恒星間ゲート"を使って、よその恒星系(地球から50~100光年先)の地球型惑星に入植した日本人とその子孫を主人公にした"少し不思議"な日常系SFコミック。ちなみにその入植地は恒星間ゲートで今でも行き来できるため、行政上は静岡県に属している。 ※日本以外にも世界中に恒星間ゲートは存在しており、16世紀にパプアニューギニアに流れ着いた日本人が現地の恒星間ゲート経由でこの惑星に移り住んだというケースもある。 主人公はほのぼのとした感じの女子中学生。ナマコみたいな知的現住生物"もちもち"と出会い、惑星奥地へ進むことになった彼女が、立ち入り禁止区域に入るためにその惑星の正装である「すっぽんぽんになって腰みのを付ける」っていうのも、郷に入れば郷に従えというヤツなので仕方ないですね。 そんな彼女が無自覚に"第三障壁"を突破してしまったことから話は大きく変わる。 ↑ このように、読者を置いてけぼりにしてドンドン先に進む展開にシビレた。 その後も、人造人間・惑星周回UAV・斥力場カタパルト・ダイソン球とガチのSFガジェットが登場する一方で、NeXTcube、BBS、ISHファイル・アナログ地上波など昭和の懐かしい思い出も出てきて盛り上がった。これはいい!
5 取水塔
完結済 巻数 : 1
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