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『惑星のさみだれ』の水上悟志が描いたサイキックロボ...

4.5

投稿 : 2023/10/16 23:29

状態 : 読み終わった

『惑星のさみだれ』の水上悟志が描いたサイキックロボットアクション漫画。2018年からTVアニメ化されたが、経緯が特殊なのでまずこの説明をしたい。

本作品のきっかけは水上悟志がオリジナルアニメ用の原作として作った1000ページ超のネーム。
これをベースにしてJ.C.STAFFが2018年から1クールのTVアニメを放映したが、並行して同じ内容のものを原作者 水上悟志が自ら2018年から2022年までヤングキングアワーズに連載し単行本化したのが本作品である。
※コミック版ファンとしてはアニメ版に遅れること4年掛かってようやく最後までキターというちょっと複雑な気持ち。

ストーリーは、地球人の持つ好戦的な性格に注目した結果、今後地球人は進化しないようにすべきだという「封印派」の宇宙人と、地球人への介入は最小限にして見守ることに徹したい「穏健派」の宇宙人、そして宇宙人に抵抗する地球の「超能力者集団」の三つ巴の戦いを描いたSFマンガ。

"地球人の進化とそれを見守る宇宙人"というテーマからアーサー・C・クラークのSF小説『幼年期の終り』(1952年)を思い出す方もいるかと思うが、本作品もまさにそれにインスパイアされていて「カレルレン」「ラシャヴェラク」という名の宇宙人が登場する。

前述の通り三つ巴の戦いとなるのだが、記憶喪失の主人公(高2男子)はこの3つの組織のどれにも属していない人間であることが分かり、また彼の出自に関係する真の敵、更にその関係者などの登場と話がどんどん広がる。

『惑星のさみだれ』もそうだったが、エピローグというか、その後の主人公達の生活を丁寧に描いた作品であり、最後まで飽きさせない展開がとても良かった。

※このレビューがネタバレしてると思ったら...?

サンキュー

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